Archive for スタジアム

選挙の争点はスタジアム??

取捨選択の「捨」も見ていく必要があると書きましたが、なにをやめるのか、ということについて1点だけ言われていることがあります。

「駅北スタジアムと駅北埋めたてによる開発認可は白紙撤回」という高向候補の主張です。

そして、高向候補はスタジアムに反対の理由をまとめています。

対して、桂川候補の目指すものは、「亀岡まるごとスタジアム構想」

さらに、桂川候補は、スタジアムは、「決してハコモノに対する無駄遣いでありません。」と説明されています。

しかし、これまでの自分の活動から感じていることは、なぜスタジアムを白紙撤回すべきなのか、あるいは、推進すべきなのか、ということについて議会も市民も十分にその根拠となる情報を吟味できる状態にないということです。

スタジアムがあるかないかで、未来の亀岡市の姿は大きく違ってくるでしょう。なのに、意外と思われるかもしれませんが、議会ですら、その是非について正面から議論したことがないのです。

両候補者ともに、候補者の段階では、行政の持っている情報を全て掌握していないことについては市民と同じ立場です。

であれば、いずれにしても市長に就任後、スタジアムついてやるべきことは、市長として掌握したプロジェクトの全容を市民に明らかにして、本当にここに優先的に税を投入すべきなのか、スタジアム中心のまちづくりを進めるべきなのかを共に考えることではないかと思います。

スタジアムに関する最大の問題は、まちの命運を左右するような大事業について、そのようなプロセスが無視されていることです。

スタジアム誘致を求める署名が56000筆も集まったとのことですが、実際、誘致が決まっても盛り上がりが見えてこない。

一方、住民投票で市民の意見を聴いてほしいという直接請求が成立しましたが、これは議会で否決されて実現せず。

行政の持っている情報を市民にも出して、市民目線でまちづくりをしていく、と両候補者は考えているようですから、まず、スタジアムについてそれを実践していただきたいと思います。

もうすぐ告示日

もうすぐ亀岡市長選挙の告示日ですね。

既にまちは、両候補者の活発な活動で賑やかです。そういうこともありまして、私自身は普段の活動・・・9月定例会のご報告のための街頭演説やチラシ等の発行は延期しているところです。

さて、この選挙ではスタジアムが争点であると報道等でも言われています。
確かに大きなテーマです。市民の声を拾い上げ、根拠に基づいた政策を作り上げてこのまちを経営できるかどうか。市民が未来のこと、亀岡市全体のことを考えて、日常生活の中で政治の話をできるような情報が発信されているまちであるか。それは、スタジアムには限らない問題だと思っています。

スタジアムの是非という単純な基準だけで判断すれば、選挙という、まちづくりについて考えるせっかくの機会が活かされません。

最初からどちらかの候補者に決めている有権者同士の発信はあまり交わることがありませんが、両候補者を見極めるために、活発に意見を発信、交換して、よりよい選択をしていただきたいと思っています。

ところで、私は駅北スタジアムは亀岡のまちづくりの核にすべきようなものではないと思っています。未だに全容が議会にも明らかにされておらず、そこに巨額の投資をすることについて市民に説明ができる状態にはありません。

スタジアムに反対なのであれば、スタジアムに反対している市長候補の応援をしないのはおかしい、ということを言われることがありますが、私は現在市議会議員で市政をチェックする立場ですので、今回の市長選、どちらの候補者を応援するという旗幟を鮮明にして何か活動をする、ということはしていません。

敢えて言えば、両候補者の発信や市長選に関係して市民が活動されていることが多くの市民に伝わるように努めることで、亀岡市民にとって大切な選挙を応援しています。

私は市議選の際に是々非々であるためには市長とは緊張感ある関係でなければならないと言いました。市長に応援されて市議会議員選挙を戦うことと、市議会議員が市長候補を応援することとは別なので、それはそれでいいのだ、という考え方があることも承知しています。市議会の議員はたいてい、どちらかの陣営についています。それぞれの考え方で判断されていることなので、それは構わないと思います。しかし、私はいずれの候補者にもつくつもりはありません。

自らの選挙では自分の主張をしっかり伝えたつもりです。府議選でも言いました。有権者がどのような判断をするのかもそれらの選挙を通じて見てきました。

今回の市長選挙をスタジアムの是非を問う選挙だと捉えるのも、それによって意思表示するのも有権者の判断です。

私は一有権者としていずれかの候補者に投票しますが、いま議員の立場である私が選挙について発信できることは、有権者が自分で考えて投票していただきたいということです。前回のチラシにも書いた通り、まちの課題に目を向けて広い視野で自分の考え方を持った市民が増えない限りは、いずれにしても亀岡はよくなりません。

非常に心配な亀岡の経営状態。マネジメントなどされていないも同然です。未来の亀岡市がどのようなまちになっているか。結果を引受けるのは私たち市民です。どちらに投票するか、どちらが当選するか、というだけではなく、そこに至るまでの市民の関わり方がよりよい未来を引き寄せるのだと思います。

スタジアム面積が条例の基準超

9月定例会での馬場議員への答弁で、亀岡市はスタジアムの建ぺい率が都市公園条例3条の3の基準をオーバーすることを認めました。

府はNHKの取材に対し「基本設計を業者に発注した段階では面積の基準があることは把握していたが、十分検討できていなかった。今後、観客席の形などを設計会社と協議するなどして面積を縮小し、条例に対応していく」と答えています。

亀岡市都市公園条例

(公園施設の設置基準)
第3条の3 一の公園に公園施設として設けられる建築物(建築基準法(昭和25年法律第201号)第2条第1号に規定する建築物をいう。以下同じ。)の建築面積の総計の当該公園の敷地面積に対する割合は、100分の2を超えてはならない。ただし、次条各号で定める特別の場合においては、当該各号で定める範囲内でこれを超えることができる。
(平25条例10・追加)
(公園施設の設置基準の特別の場合)
第3条の4 前条ただし書の特別の場合は、次に掲げる場合とする。
(1) 令第5条第2項に規定する休養施設、同条第4項に規定する運動施設、同条第5項に規定する教養施設又は同条第8項に規定する備蓄倉庫その他同項の国土交通省令で定める災害応急対策に必要な施設を設ける場合、当該建築物に限り、当該公園の敷地面積の100分の10を限度として前条の規定により認められる建築面積を超えることができることとする。

京都府の基本設計ではスタジアムの建築面積は23,100m2となっており、公園の面積13.9haで割ると建ぺい率は、16.6%になります。

条例の範囲内に収めるためには、スタジアムだけを考えても建物の面積を現在の2万3100平方メートルから1万6680平方メートルへと3割近く小さくする必要があります。更に、公園内には他にも建物を設ける内容で公園の補助金が申請されていました。

以前、プロジェクトはマネジメントされていないのではないか、と書きました。

計画に変更はつきものです。やってみて新たな課題が出てくることもあります。

しかし、建ぺい率が法令に適合しているかどうかも確認しないまま、基本設計までしてしまったというのでは、プロジェクトの体を為していないことは明確です。

更に残念なのは、議会の本会議で議員に問われたあとで、市は京都府と相談した内容をすぐに議会に報告しなかったということです。報道でそれを知ることになったということは、推進に尽力している多数の議員の信頼を損なったのではないでしょうか。

大枠を認めて、あとは行政に任せておけば、きちんとやってくれるというのは大間違いだということが明らかになったと思います。

執行部の答弁は、

○京都府と協議調整を行いながら、関係法令を遵守し、府民、市民から賞賛をいただける施設になるよう努めてまいりたい。
○なお都市公園法第5条に、公園管理者以外の者の公園施設の設置について規定されており、これに則して、亀岡市都市公園条例第8条に設置又は管理の許可申請方法を定めている。
○京都府から設置申請をいただき亀岡市が法令条例に照らして審査することになるが、審査する際には、この時点の条例に適合する必要があるということである。

スタジアムをつくるために、緑の基本計画も改定をした亀岡市です。

歩いていける身近な公園が足りない一方で、既に十分な面積がある都市公園を更に増やすという改定でした。亀岡市が将来も維持していけるだけの公共施設等を見極めていこうというときになぜ他との兼ね合いも見ないまま広大な公園を新設できるのかということを以前、質疑しました。これはスタジアム関連だから例外だというのでしょうか。

そのときの答弁は、人口10万人を目指す上でぜひとも必要な公園だから、とのことでした。

正気の沙汰とは思えません。10万人を目指す上で必要だ、と主張すれば、何でも建設できるようになってしまいます。もうすこし緻密に理屈を組み立てておかなければ、財政状況厳しい折り様々な改革が必要となる場面で、スタジアムに関心のなかった市民からも追及の声があがることでしょう。

アユモドキが棲み続ける環境保全事業経費

アユモドキが棲み続ける環境保全事業経費は近年、急上昇中です。
27年度は当初6200万円の予算でした。
この9月定例会では、追加調査経費として1500万円の補正予算が提案されます。

アユモドキが棲み続ける環境事業経費

予算、決算で出てくる単年度の資料だけでは見えてきませんが、スタジアムに関わって必要となった生息環境再生整備実験や環境調査業務委託経費がふくらんでいます。

アユモドキの保全のため、というよりは、スタジアム建設を実現するために避けて通れない調査等なので、必要と言われればそのとおりに支出し続けるしかないのでしょう。

本来やってきた環境保全事業経費と、「自然と共生するスタジアム」の実現のためにかかっている経費は分けて考えた方がいいのではないかとも考えています。

スタジアムへの機運の高まりが不十分

平成27年度『亀岡市支えあいまちづくり協働支援金』交付事業の決定について、市のホームページに公開されています。

「京都スタジアム(仮称)を含む京都・亀岡保津川公園の整備を進めるうえで、参加意識・機運の高まりが十分ではない。」という課題に対応するため、寄付付きグッズ開発事業に支援金が交付されます。
寄付付きグッズ開発
こういう課題があることも議会には共有されておらず、市のホームページで発見するというのは非常に残念なことです。

参加意識・機運の高まりが十分でないという懸念は、これまでスタジアムに慎重な態度を示している一部議員だけのものだと思われていました。

盛り上がりに欠けるのではないか、という議会質問に対して、十分盛り上がりはあると思っていると答弁していたはず。

以前、そうは答弁したものの、やっぱり、少し心配な状況だな、と気になり始めたなら、すぐに議会にも伝えておいて悪いことはないと思います。

あのとき、盛り上がってると言ったではないか、と責めても何の益もありませんし、そういうことを言っている場合でもありません。

他にも何かあるのであれば、全て情報を議会に共有することを求めます。共に考えていけたら、と思っています。

56000筆もの誘致要望署名が集まったことを根拠に、参加意識・機運が高まっているとの前提で始まったプロジェクトのはずですが、そうでないとしたら、これから気運を高めていくのはなかなか難しいことです。大変なことになってきました。議会としても、手をこまねいて見ているわけにはいかないと思います。

プロジェクトはマネジメントされていないのではないか

6月定例会の一般質問では、スタジアム関連プロジェクトについて聞きました。

もしかして、プロジェクトはマネジメントされていないのかもしれない、という危惧をしていましたが、それが確信に変わりました。

黒塗02

プロジェクトチーム会議の会議録

情報を出せないのは、悪気があって隠しているからではなくて、マネジメントされていないからだったのですね。

(過去記事:市は一体、何をやっているのか?

(過去記事:市民に説明できない事業続きを読む

駅北のスタジアム用地取得に賛成!?

私が駅北のスタジアム用地取得に賛成討論をしたと知って、驚いた方もおられたようです。

この議案は、正確には「財産の取得についての議決の一部変更について」です。

スタジアム事業や、駅北用地の買収の経緯、条件についての賛否を問うものではありません。それらについては、私は未だに納得がいきません。昨年8月に、「財産の取得についての議決について」という、今回の変更の元となる議案が出てきたときには反対でした。反対するまでの考え方は過去に書いた通りです。

今回は何故、賛成か。 続きを読む

ツケの先送りではなく・・・

27年度予算審査の際、このままでは本当に将来が心配だと思いました。
私がどのような考え方で27年度予算に反対したのかを掲載しておきます。

こじつけ緑の基本計画

改訂された緑の基本計画

まずは、京都亀岡・保津川公園の考え方についてです。
都市公園法でも、亀岡市都市公園条例でも、一人当たりの面積は10平米以上とするとしていながら、緑の基本計画ではその2倍もの面積を、平成7年の都市計画中央審議会の答申として示し、さらに人口を10万人として計算する積極的な姿勢になっています。 続きを読む

4/17(金)第一回口頭弁論期日

スタジアム用地測量に関しての住民訴訟を提起しました。
本来は、議会で整理をつけたかった問題です。
しかし、合議体である議会で一議員として精一杯やっても追及しきれないことがあります。議会が多数決で認めても、やはり市民の利益のために追及すべきことは納得いくまでやらなければなりません。

まずは、監査委員に対し、住民監査請求を行いました。
監査委員はその一部である470,011 円を連帯して亀岡市に賠償することを命じるなど、必要な措置を平成27年3月6日までに講じるよう勧告すると共に、不適切な事務を是正すべきとの意見を示しました。
私が重要視していることは、賠償そのものよりも、不当な公金支出がされた原因を究明し、同様のことが今後起きないように事務の改善をすることと、市民への説明責任を果たすことですから、訴訟提起の期限である30日以内にその姿勢を示すよう求めましたが、何の対応も示されなかったため平成27年2月3日、やむなく訴訟を提起することとしたのでした。

その第一回口頭弁論を4/17 10時15分から京都地裁にて行います。
被告側の代理人弁護士が辞任されましたので当日は被告欠席となるそうですが、視覚資料を用いてわかりやすい意見陳述になるよう準備しているところです。関心のある方はどうぞ傍聴にお越し下さい。

なお、監査結果に基づく亀岡市の対応は平成27年3月9日に監査委員を通じて原告に通知されました。
それによると、「本件訴訟を通じて本請求に対する考え方を明らかにしていく考えのため、現時点で監査結果に基づく指置を行えない」とのことです。

ダメなのは反省しないその態度

本日、京都地裁に、スタジアム用地測量の費用全額の返還を求める住民訴訟を提起しました。

事業費全額の返還を求めて監査請求したうちの一部、47万円については返還が勧告されましたが、それから約1ヶ月が経っても市の対応が見えてきません。監査結果もまだ公開すらされていません。

(追記)トップページのお知らせリンクや監査ページには上がっていませんが、
ホーム > 市政 > 議案・条例等・公報 > 亀岡市公報インターネット版 > 平成27年1月5日発行号外 で見られます。*公開はされている、という指摘をいただきました。

訴訟が提起できるのは、住民監査の結果が出てから30日以内です。残念ながら監査結果を「真摯に受け止め」て対応している様子は見られませんので、訴訟に踏み切ることとしました。

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