Archive for スタジアム

強い要望だけでは解決できない問題

WWFジャパンが京都府知事に対して、スタジアム計画を撤回すべきという意見書を提出したとのことです。

先週11月19日に、国際自然保護連合が、最新の科学的情報に基づき、アユモドキを「レッドリスト」に記載したことを受け、厳しい内容になっています。

それでも、府市は無理な計画を撤回する考えはなさそうです。

推進を求める方々は、せっかく亀岡に誘致を決定していただいたスタジアムに外部から水を差されることに、よい気分はしないのはわかります。

しかし、魚類学会や国際自然保護連合、WWFを始め、各種自然保護団体や学会から示される意見よりも、実際に保全活動を続けて来た地元の強い思いを尊重して、このプロジェクトを進めて行く、ということが外でも通用するかどうかが問題です。 続きを読む

市にも開示請求:スタジアム公園の建ぺい率について

建ぺい率について、議会抜きで府市はどういう調整をしていたのか、ということを京都府に開示請求したら普通は14日で開示されるものが、「文書の特定が困難」などという理由で年明けまで開示期間が延長されたことを書きました。

本日、亀岡市に同じものを開示請求しました。

亀岡市まで「文書の特定が困難」と言うなら、非常に重要なスタジアムプロジェクトについて府と打合せしている内容を記録した文書がすぐに見つけられない状態だということになります。それはそれで大問題です。

そんなことはないはず・・・速やかに出てくることを期待しています。 続きを読む

スタジアム公園 建ぺい率を17%に?

亀岡市は京都府のスタジアムをJR亀岡駅の北側に誘致しました。

条件は用地の無償提供です。

民地をスタジアム用地として提案した当時は、賃借で・・・ということでしたが、誘致決定後、買収することに方針を変更しました。

買収費用は14億円。しかし、都市公園ということにすれば、用地買収に1/3,公園整備に1/2の国の補助がつきますので、公園整備の計画を定めている緑の基本計画を改定しました。すでに立派な運動公園もありますから、都市公園の面積は他の公園に比べたら充足しているといえますが、スタジアムのために新たに13.9haの都市公園をつくるわけです。

ところが、 続きを読む

何を調整・協議しているのか

京都府のスタジアムの基本設計における面積は、亀岡市の都市公園条例の建ぺい率の基準を超えている。
ということは、先日テレビ等で報道されました。

その前後、9月、10月の府議会での答弁を聞いていると、京都府は、とっくの昔・・・公園の都市計画決定の段階から亀岡市と”協議”しており、基本設計で建築面積が出た段階でも協議していたことがわかります。

そして、建築物を建てる「時」には法令が遵守されるような対応をするように亀岡市と”調整”しているのだそうです。

もちろん、スタジアム面積を縮小する考えはない。

スタジアム面積を縮小しないのであれば用地の面積を拡大して建ぺい率をクリアするのか、条例を改正してクリアするのか、解釈によりこのままで建設して大丈夫という組み立てにするのか。
京都府と亀岡市との間で、どのような協議、調整をしているのでしょう。
開示請求の結果を気長に待ちます。5日に郵送したのでそろそろ届くことでしょう。

用地を買い増すにも、条例改正にも、議会の議決が必要ですので、まさかそのような方法が勝手に話し合われているはずはないと思いますが・・・

もっとあり得ないのは、府議会で散々、亀岡市とは建ぺい率の問題についても以前から十分な協議の上、調整をしているという答弁をしておきながら、その根拠となる経緯が公文書で残されていないことです。

ただし、これについて文書は存在するが意思形成過程の情報であり、開示すると関係機関との信頼関係を損ねる恐れがあるので不開示、というのは可能性ありですね。

もう損なわれかけていますが、不開示でも信頼関係が更に破壊されます。

なぜ今更アユモドキ問題なのか

アユモドキを、国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定する見通しとの報道がありました。

今後、スタジアム計画はどうなっていくのか。増々注目されることでしょう。

誘致が決まって以来、亀岡市ではスタジアム関連事業としてアユモドキ保全経費が増大していっています。26年度決算は、8583万円余。
誘致が決まるまでは毎年400〜500万円程度の経費でした。

先日、27年9月定例会で可決された補正予算で保全経費1500万円を増額しました。当初予算約6200万円と合わせると27年度予算は7723万4000円。

アユモドキが棲み続ける環境事業経費

専門家会議の意見に対応するために追加の費用が必要になったとのことですが、どこまで費用をかけても、これでスタジアム建設とアユモドキ保全が両立出来る、という結論が出るのかはわかりません。

スタジアムに期待している人からも、アユモドキに費用をかけ過ぎだ、頑張って保全してきたのは地元の人たちなのになぜ部外者の意見をそこまで聞く必要があるのか、という声が出てきています。

なぜせっかく早期にスタジアムを建設してにぎわいを作り出そうとしているのに、今更環境の問題で足止めをされてしまうのか?

以前も、過去にスタジアム問題の振返り記事を書きましたが、ここでアユモドキに関して誘致決定前後の流れをもう一度おさらいしておこうと思います。

H24年7月 スタジアムの用地を選定している段階での亀岡市の回答

 

H24年12月26日 京都府の専用球技場用地 亀岡市に決定

H24年12月28日 環境省が京都府を訪問し計画に大きな懸念を示す

○府・環境省「亀岡サッカースタジアムに係るアユモドキ保全に関する情報交換」

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H25年1月11日 
府が亀岡市に事情聴取
事前に大丈夫だと確認したのではなかったのか!?
府としては専門家と協議して十分な提案をしていたと認識していたが・・

○府・亀岡市「亀岡サッカースタジアムに係るアユモドキ保全に関する方針について市からの事情聴取のための会議」

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誘致が決まってから、大慌てです。で、現在は環境保全専門家会議を設置してご意見を頂きながら計画を進めているわけですが、本来は誘致前に調整した上で提案するべきだったというのが京都府の考え方のようです。一般的にもそれが普通と思われるのではないでしょうか。

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上記は今から2年10ヶ月も前、スタジアム誘致決定直後の会議の記録です。

この間にも世界的権威ある学会や世界規模の環境保全団体を含め、多くの専門家・団体からスタジアム計画に懸念の声が寄せられ、今回は国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定する見通しとの報道。誘致を決定した京都府も、このような大問題に発展するような提案だとは夢にも思わず結論を出したことが誘致直後のやりとりから伺えます。

増々注目が集まっていますので、スタジアムを作りたい、という意気込みだけでは進められません。期待していたのに・・・という憤りは、どこへぶつけるべきものなのでしょうか。

それがどうした。

京都府から封書が届いていました。 京都府情報公開審査会から知事への答申書の写しでした。 そうでした。昨年、京都府に対して開示請求したスタジアムに関する公文書の非公開決定(不存在、黒塗り等)について私は異議申立てを行っていたのでした。

スタジアム用地について府の説明と市の説明とがかみ合っていないのはなぜなのかと思い、それを調査するために開示請求した文書なのですが、文書が不存在なワケないだろうと。 それから1年4ヶ月ぶりに情報公開審査会から答申が出た、その内容です。

読んでわかったことは・・・亀岡市は京都府に対して説明した用地確保の方針を変更するときに、府に連絡していなかったんですね。府は、新聞報道で知って亀岡市に連絡を取った、と。

京都府情報公開審査会の答申書

京都府情報公開審査会の答申書より

それがどうした。関係ない。

と言う方もいるだろうと想像します。しかし、同じようなことが頻発しているのです。スタジアムがいいかどうかはさておいても、巨額の税を投入する大事業にこんな調子で関わってもらっては困りますね。

本当にいい加減です。 当時の怒りを思い出しました。 亀岡にスタジアム誘致を決定いただければ年度末までには責任を持って全用地を確保すると言っていた亀岡市。

平成24年12月26日に亀岡市にスタジアム誘致が決定され、年が明けて

平成25年3月11日には京都府が府議会で次のように答弁しています。

京都府議会文教常任委員会

Q:用地の借地契約交渉はあと1件残っているが、その方も2月中には交渉ができると聞いていたが現在の状況はどうか。

A:亀岡市からは3月中には仮契約すべく交渉を進めていると聞いている。 で、その3日後、

平成25年3 月14 日及び15 日の新聞報道により、京都府は、亀岡市が全用地について、買収の方向に転換したことを知ったため、亀岡市にその交渉の内容及び現在の進捗状況等について聞取り等を行った。

府議会で、あと1件の地権者とも3月中に(賃貸借の)仮契約すべく交渉を進めていると聞いている、と答弁したばかりの京都府は、亀岡市からの連絡ではなく、なんと新聞報道で「全用地について買収に方向転換」と知ったというのはあまりにもひどいですね。大変驚いたことでしょう。

ここが、今回出てきた京都府情報公開審査会から知事への答申書によってわかったことです。 何を京都府と話し合っているのかを知りたくて開示請求したけれど、何も話し合ってなどいなかったんですね。

そして、買収に方針変更と発覚した1ヶ月後、

平成25年4月の府議会委員会質疑では・・・

Q:亀岡市で進めている用地の確保状況はどうか
A:地権者数で約90%の仮契約が完了していると市から聞いている。

Q:契約完了の目途は
A:4月完了に向けて取り組んでいくと聞いている

Q: 残った1名の地権者の了承は得られていると理解していいのか。
A: 個々の状況まで詳しく把握していないが、亀岡市において鋭意交渉を進めていると聞いている。 更に1ヶ月後の

平成25年5月府議会文化スポーツ振興・京都ブランド戦略特別委員会では、

Q: 京都スタジアムについて、当初用地は賃借であったが、用地買収という方法になったと報道されたが、用地費用はどうなっているのか、またその他に亀岡市の新たな負担というのは発生するのか。
A:  亀岡市の都市公園として整備するもので、面積は12.8haとなっており、今後買収するという仮契約を亀岡市のほうで地権者と締結していっているところである。金額はm2当たり11,000円ほどで契約していると聞いている。 その他の負担としては、アクセス道路、環境保全に関わる費用、公園に必要な施設整備などが必要になるものと聞いている。

ちょっと待って下さいよ。亀岡市で厳正なる鑑定評価によって11,100円と決定され、財産取得議案として出てくるのはその1年5ヶ月以上先の話ですよ。 おかしいでしょ。

スタジアム用地鑑定評価 (H26.8.18議案審査資料)

スタジアム用地鑑定評価
(H26.8.18議案審査資料)

 

平成26年8月亀岡市議会臨時会 用地を取得する議案が提出されました。

それについて質疑したことに対する答弁は酷いものでした。委員会で審査するのに、本会議でたくさんの質疑をするのはけしからんと言われましたが、委員会審査も酷いものでした。何の審査にもなっていない。これでは議案を判断できません。そこで、再付託の動議を出しましたが認められませんでした。そして、用地は買収されたのです。

要る要らない以前にダメ

スタジアムについて、両陣営からいろいろな声が聞こえてきます。

市民が望んでいるのかいないのか、
市はどこまで負担することになるのか、
税収アップして投資を回収できるようになるのか、
どんな素晴らしい活用が考えられているのか、
水害はひどくなるのか、アユモドキは守れるのか、
大切な水源は汚染されるのか、

いずれにも、そのことについて正確な記述もあれば、誤解を招く表現もあります。

で、それぞれの主張について、一体何が本当なの?
勝手に言ってるだけじゃないの?根拠は何?
どこを見ればわかるの?
と思って調べようとした方はいらっしゃるでしょうか。

府議会・市議会の会議録や市のホームページを見て、何がどこまで公式に言われていることなのかを確認することはできても、それらスタジアムについての疑問をまとめて解消できる情報がなかったのではないでしょうか。
散在する資料を寄せ集めて、なんとか正確に全容を捉えようとしても捉えきれないスタジアムプロジェクト。これに亀岡の未来を賭けようとしているのです。

これこそが、メリット、デメリットの前にスタジアムがダメな理由です。

大きな買い物をするときは、よさそう、と目を向けることがあっても、買うまでに吟味を重ねるはずです。吟味の結果、他のことを我慢してでも手に入れるべきものだと判断した場合、影響を受ける家族にその必要性をわかってもらうために説明をするのではないでしょうか。生活に余裕がないときには、小さな買い物でも本当に必要かどうか、それを買ったら他のものが買えなくなって困らないか、よく考えるでしょう。いよいよ切り詰めなければならないとなってくれば、長年楽しみにしてきた雑誌も定期購読を続けるべきかどうか検討したりもします。

亀岡はいま、長年続いてきた当たり前のサービスもゼロベースで見直すべき状況にあります。

何となくよさそう、と思ったことに手を伸ばして失敗しても、気にせず次の買い物ができたゆとりある時代は終わりました。二度と同じ失敗を繰り返すわけにはいかないのです。

だから、根拠に基づく政策立案をしなければならないし、大きな投資については市民参画のもとで決定していかなければならないと思います。それが、これからのまちづくりに最も必要なことです。

スタジアムだけではありません。

繰り返しになりますが、スタジアムはひとつの例題です。解法が間違っていても答えが合えばいいのではありません。これからも大きな課題が出てくることでしょう。それを乗り越えていくためには、市民が政治家に対して事業を求めるのではなく、公平公正な行政運営と根拠に基づく政策立案という、当たり前のことをしっかりやるように求めていくしかありません。

2人の候補者がまちをあるき、丁寧に聞き取ってきた市民の声が、それぞれのマニフェストに表れているのです。であれば、市民ひとりひとりの意識によって、亀岡の未来は形作られていくのだと思います。

スタジアムを止めるということ

今回の市長選では、スタジアムが争点だと言われています。

高向きちろう候補はスタジアムを止めるという考えです。

スタジアムに反対する理由を高向候補はホームページにまとめています。

そこに書かれているスタジアムの不安材料は、もっともだと思えるものもあれば、そこまで表現すると正確さが損なわれるのではないかというものもありますが、とにかく具体的です。

そういった不安に答えられない以上、スタジアムは建設すべきではない、ということなのでしょう。

私も様々な観点からスタジアムのメリット・デメリットが明らかにされるように調査・質疑等を行ってきましたが、未だにプロジェクトの全容がわかりません。亀岡のまちづくりになくてはならないスタジアムだという根拠が説明されず、指摘されている大きな不安を解消できる材料もない。ですから、このような状況で巨額の投資をするなど到底認められないというのが私の考えです。

しかし、市長であれば、これまで明らかにされてこなかった情報を全て掌握できますから、それを市民に公開して、まちづくりを共に考え直そう、ということができるようになります。スタジアムは亀岡の希望の光、と謳われてきており、市議会は早期建設を求める請願を採択しました。それを市長となって覆すのであれば、推進を期待している方との対話も必要になってくるでしょう。それをしなければ、スタジアムは止めることができても、市民とともに歩む市政は実現できません。

スタジアムという大きな課題に関心を持っていただくためには、そのプロジェクトにどのような問題があるかについて具体的に発信することも大切です。しかし、各論以前の問題をどう取り扱うかにもっと注目したいと思います。私は、スタジアムという亀岡の未来を大きく変えるような事業について、市民が考えられるだけの情報が出されていないことや、その是非について市民的議論を喚起するどころか議会でも議論されていないこと、推進すべき根拠が不明確なまま動き出してしまっていることが最大の問題だと考えます。

高向候補は「スタジアム中止で余計な出費を抑えることができるので、市民生活優先の予算配分に組み替えます。」と主張されています。

その、「市民生活優先の予算配分」とは何でしょうか。スタジアムをやめれば、スタジアム建設によって新たに発生するリスクはなくなるでしょうが、それ以外の亀岡市の課題はそのまま存在し続けます。水害対策や交通渋滞、アユモドキの保全に限らず。

なのに、なぜ今、スタジアムは止めると言うと同時に

「かねてより望まれている700人規模の音楽ホールを、運動公園エリアに、ぬくもりのある地元産木材による木造建築でつくり、市民の文化醸成、発信の中心に位置付けます。」

と言えるのかがわかりません。

限られた資源をどこに配分するのか。特に公共施設等については、これから亀岡がサービスの質を保ちつつ維持していけるだけの量を、市民と合意形成を計りながら全体のバランスをみて決めていかなくてはなりません。その総合管理計画をつくるという一大事業を控えているのです。

スタジアムに限らず、大きな投資については、亀岡市の体力と投資効果を見極めつつ、その情報を広く市民に発信し、意見を聞きながらまちづくりを進めるように求めたいと思います。

 

スタジアムを推進するということ

今回の市長選では、スタジアムが争点だと言われています。

桂川たかひろ候補はスタジアムを推進する考えです。

スタジアムも公園も、市民にとって有益であり、ムダづかいではない、と主張されています。

どの手法を取りたいかという考えの違いはさておき、ムダかどうかを判断するための一応の基準があり、それをクリアしていなければ補助金も出ませんし、まったくのムダ遣いには税金を投入できません。

しかし、ムダではなくても、いま、それを優先するべきか、ですね。

他にやるべきこともたくさんあるけれど、スタジアムをまず成功させて、活性化の起爆剤とするのだ、という判断もアリでしょう。ただ、その判断は慎重に吟味した結果なのか。だとすれば、何を根拠に吟味したのか、リスクについてもどのように検討されたのかという意思形成過程を市民に明らかにすべきです。

ハコモノをまちづくりの起爆剤にしようとして散々失敗してきた過去の事例と今回とがどう違うのか。にぎわい創出することで、市民の暮らしにどう還元されるのか。漠然とうまくいく、ではなくて、数字をもとに考えられているでしょうか。議会にも明らかにされないプロジェクトの全容を市長として掌握したとき愕然とするという可能性もありますが、それでも進めると言い続けられるでしょうか。

限りある資源の中で、スタジアムを優先するということは他のことは劣後させる、ということを意味しているのです。そのことについて、市民に覚悟が求められているのです。

わかっているのでしょうか。

もし、そのあたりが曖昧なまま何となく賛同している市民は要注意です。あとから、こんなはずではなかった、と政治家を責める資格はありません。

財政状況はますます厳しさを増していく時代、スタジアムはひとつの例題です。大きなまちの課題については、自分で考えなくてはなりません。候補者はそれぞれ、スタジアム推進、反対、と両極の考えを示していますが、いずれに対しても、市民がその内容を判断するための情報と市民的議論の場を求めていくことが大切だと思います。

 

選挙の争点はスタジアム??

取捨選択の「捨」も見ていく必要があると書きましたが、なにをやめるのか、ということについて1点だけ言われていることがあります。

「駅北スタジアムと駅北埋めたてによる開発認可は白紙撤回」という高向候補の主張です。

そして、高向候補はスタジアムに反対の理由をまとめています。

対して、桂川候補の目指すものは、「亀岡まるごとスタジアム構想」

さらに、桂川候補は、スタジアムは、「決してハコモノに対する無駄遣いでありません。」と説明されています。

しかし、これまでの自分の活動から感じていることは、なぜスタジアムを白紙撤回すべきなのか、あるいは、推進すべきなのか、ということについて議会も市民も十分にその根拠となる情報を吟味できる状態にないということです。

スタジアムがあるかないかで、未来の亀岡市の姿は大きく違ってくるでしょう。なのに、意外と思われるかもしれませんが、議会ですら、その是非について正面から議論したことがないのです。

両候補者ともに、候補者の段階では、行政の持っている情報を全て掌握していないことについては市民と同じ立場です。

であれば、いずれにしても市長に就任後、スタジアムついてやるべきことは、市長として掌握したプロジェクトの全容を市民に明らかにして、本当にここに優先的に税を投入すべきなのか、スタジアム中心のまちづくりを進めるべきなのかを共に考えることではないかと思います。

スタジアムに関する最大の問題は、まちの命運を左右するような大事業について、そのようなプロセスが無視されていることです。

スタジアム誘致を求める署名が56000筆も集まったとのことですが、実際、誘致が決まっても盛り上がりが見えてこない。

一方、住民投票で市民の意見を聴いてほしいという直接請求が成立しましたが、これは議会で否決されて実現せず。

行政の持っている情報を市民にも出して、市民目線でまちづくりをしていく、と両候補者は考えているようですから、まず、スタジアムについてそれを実践していただきたいと思います。