Archive for マネジメント

無法地帯、亀岡市

28、29日と連日、NHKのテレビニュースで亀岡の残念な話題が取り上げられていました。

今回のことなど、たまたまNHKが報道してくれたから皆さんの目にとまったに過ぎません。

問題となっている事業の事業名は「平成25年度政策第1号大規模スポーツ施設関連事業調査測量業務」で、公益社団法人京都土地家屋調査士協会(以下「公嘱協会」)に委託したものです。13,426,350円が請求され、そのまま支払いは済んでいます。

土地家屋調査士とは、不動産登記のうち表示部の登記の専門家です。

しかし、亀岡市は測量対象の土地を公簿面積で買収することとしており、土地家屋調査士が行うべき表示登記は発生しないため、本事業でも登記は一切行われていません。

ありませんね・・

ありませんね・・

10月28日【亀岡市発注事業で疑問が浮上】(NHKニュース)

「復元測量」と呼ばれる業務が行われたとされる区域を、測量士の協力を得て一部有志議員で調査したところ、測量の際に残されるはずのくいや印となる塗料が見つかりませんでした。

測量士の見解では「1年余り前のくいがすべてなくなるというのは考えにくく、印をつけながら行う復元測量は行われていないものと考えられる」とのことでした。

掘っても何もでてきません

掘っても何もでてきません

問題の区域にあるはずの43カ所すべてをこのようにして調べましたが・・・
見つかったのはこの1点。

スクリーンショット 2014-10-30 10.37.22

サビサビです。この「復元測量」は平成10年に測量されたものの復元ですから、当時の鋲だと思われます。15年も前のもの。

明らかに1年数ヶ月前のものではない錆び具合

スクリーンショット 2014-10-30 11.05.28

2年以内に設置された鋲(比較のための参考写真)

 

市は
「くいなどは水につかるなどして取れてしまうこともある。業者から測量をしたと報告を受けており、測量は実施されたと考えている

受注業者である公益社団法人京都土地家屋調査士協会は
「調査地点は農地でもあり、くいなどは1年余りたてば無くなることはある。実際に行われた証拠を示すことはできないが内部で聞き取りなどを行い測量は行われたと思っている

だそうです。

そう簡単に取れるようなものではありません

そう簡単に取れるようなものではありません

水に浸かると取れる杭?

それは一体どういうものなのか。専門家に見せていただきました。

こういうものが、一切現場に残っていなかった。

やったという業者から報告を受けたり、聞き取りをしただけで、証拠がなくても仕事はしたということで済ますのですね。普通ならば写真を撮って証拠を残しますがそれもない、市職員が立ち会って確認したわけでもない。そもそも、当初の指示の中になかった復元測量がどういう経緯で実施されることになったのかも記録がない。

同年同時期に測量された別の場所も見に行ってきました。

平成25年18号台風のときに水に浸かった場所ですがマーキングはくっきりと残っていました。周囲の風景がわかるように全体を撮っていますが、道路に3点マーキングが見えるでしょうか。

平成25年18号台風のときに水に浸かった場所ですがマーキングはくっきりと残っていました。

平成25年18号台風のときに水に浸かった場所ですがマーキングはくっきりと残っていました。(この写真の中には3点)

近くで見ると、このようなものです。簡単に水に流れて消えるようなものではありません

近くで見ると、このようなものです。簡単に水に流れて消えるようなものではありません

近くで見ると、このようなものです。簡単に水に流れて消えるようなものではありません

やった証拠が何もないこの部分についての金額は、
単価10,410×43点×消費税(5%)=470,011円

そして、この測量事業の不審な点は他にもあります。

10月29日【前年度に測量した土地を再度測量】NHKニュース)

25年度の測量範囲の2/3は前年度に市が測量した部分と重複していました。

25年度は用地買収のためで、24年度は道路建設のための測量だったといいますが、目的が違えば測量というのは結果が違うんですか?

そんなわけないですよね。

「それぞれがそれぞれの目的でやった」「必要な測量業務だった」ことは間違いがない。
「ただ、仕事の進め方では慎重に精査すべきところはある。貴重な税金なので、今後ともそういうところは注意していく、というふうには一応お話しをさせていただいています」

という、責任者のコメントが流れていました。

ええ〜〜??全く意味が分からない。

で、「結果的に不必要な業務」だったって?
別の目的で測ったといいながら、結局は重複部分については前年度の地図のコピーを使っているのですから、目的が違っても結果は同じなのです。測量範囲が重複していることぐらい結果見るまでもなく最初からわかるでしょう。

測量した範囲が前年度とかぶっているだけでなく、25年度の同時期に京都府がやった測量ともかぶっているから、もう全面的に丸かぶりなんですよねー。(京都府は24年度に亀岡市が測ったところを重ねて測るような無駄を省くように指示した上で業務を進めています)

測ってみることに意義がある、とでも言いたい?
先ほども書いたように、成果物は前年度の地図(2/3程度)を張り合わせたもの。
それでも測量はやっていただいたのですから、ということで支払いをしている。
そういうものに皆さんの税金使ってよかったでしょうかね?
何のために発注したのかさっぱりわからない事業です。

・・・というのが、2日間のNHKの報道からもわかっていただけることでしょう。
多くの資料を読み解いて、よく取材されていると思います。

実は、この情報はすべて9月の決算審査の中で明らかにされているものです。

「それぞれがそれぞれの目的で測った」というコメントも、決算特別委員会の中で答弁されたセリフと全く同じ。もっと踏み込んだ発言も審査の中では出ていました。「無駄といわれたら指摘の通り」など。
議員は全員これを知っていました。

それでも、決算認定に賛成した議員が多数でした。
この事業が、他の事業との重複はないとの判断を示した議員までいました。

秘密の情報はありません。今でも、どなたでも決算特別委員会の審査内容をインターネット上に公開されている録画で見ることができます。

市の24年度事業、府の25年度事業で今回の測量はカバーされているので、亀岡市には現況平面図を25年度に別途作成する理由は存在しません。
よって、地形測量4,950,000円×消費税(5%)=5,197,500円は不当な支出。現況平面図作成が必要ないということはそれに伴い行われる多角測量も不要であり、多角測量の費用1,078,468円×消費税(5%)=1,132,391円も不当な支出です。
つまり、地形測量5,197,500円及び多角測量1,132,391円の合計6,329,891円は不当な支出です。

しかし、このように報道で取り上げていただかなければ、市民の皆さんは問題に気づかないまま、この件は流れていってしまったでしょう。
誰だっておかしいと思うような重大な問題を、多数の議員が見過ごしたことも知られないまま終わってしまっていたでしょう。

大多数の議員はスタジアムが関わっていたために判断を誤ったのかもしれません。誤解されている方もいるようですが、この件はたまたまスタジアム用地に関わるものであっただけで、スタジアムをあの場所に建設することの是非とは全く関係ありません。

こんないい加減な発注をして、内容が重複していたり、実際にやっていない疑いのある部分があったり、という状況で税金から支払いをしてしまってよかったのかどうか、ということについて議員は判断しなければならなかったのです。

なぜこんなものを是とすることができたのか。

業務の中で追加された復元測量の一部については、それを指示した書類も実際に行ったことを示す写真も何もなかったところを、一部の議員が「現場にも見に行ったが測量の痕跡がなかった」と指摘しました。その情報を議会全体に共有し、これはきちんと確認すべきではないかと問題提起していただいたにもかかわらず、あえてそれを無視して不適切な判断をした多数の議員が、一体これからどうされるつもりなのか、市民にどう説明をするのか知りませんが。

どうぞ、これからも注目して下さい。

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しかし。

なぜそれが可能になったのかという根本は、いずれも合併協議の中で新しい市の将来の姿を侃々諤々話し合う中で、2025年問題への対応など、やがてくる厳しい状況を共有して、いま、なんとかしなければ、みんなでこれをやっていこう、というコミットメントがされたからです。事例だけ学んで形を真似ても決してうまく行きません。

既存の自治会組織等の地縁組織もありながら、新しい道を模索する。勝手に新しいシステムを押し付けるのではなく、住民が主体となって参画する。

そういうことを、合併という大きな転機を捉えてスタートさせたから今がある。

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