Archive for マネジメント

西友・イオンの駐車場に停めればいい?

スタジアム来場者はイオンや西友に駐車すればいい・・・ということになったら、亀岡市民は困りますね。

一般質問では、スタジアムによる市民の生活環境への影響をどう考え、対策しているのかについて、専門知識がなくても誰もが問題点を理解できるものとして交通の問題を取り上げました。
スタジアムに確保される駐車場は100台で関係者、報道機関用です。
来場者用の駐車場はありません。

関係者の駐車場のみ確保して、来場者は全て公共交通機関で来ていただくという考え方のスタジアムもありますが、いずれにしても、関係者の駐車場だけでも100台は少なすぎるのではないかと言われています。また、来場者駐車場を持たないスタジアムは公共交通の利便性が高い場所にあり、JR1本しかないという亀岡とは状況が違います。

どうするのでしょうか。

府と市でまとめた「京都スタジアム(仮称)整備事業に係る環境への影響について」には、とんでもないことが書かれています。

JR 亀岡駅周辺に民間の駐車場が6 ヶ所あり、その収容台数は全部で約l, 250 台となっている。これらの駐車場は、地域住民の生活に利用されているが、常に満車になっているわけではない。

そして、ここには書かれていませんが、1250台のうち、1125台分が西友とイオンの駐車場です。商業施設の駐車場をあてにしているようにしか読めません。行政としては地域住民の生活の妨げにならないよう、どう対策を取るかを考えなければならないのではないかと思います。しかし、これを読むと、来場者の駐車場確保策としての記述のようです。

行政が表向きの文書にこういうことを書くというのはなかなか珍しいのではないでしょうか。
西友、イオンには協力していただけることになっているのか、了解をとってこういうことを書いているのか、と聞きましたら、
了解を取る必要はない。料金を払えば誰でも停められる。
というまさかの答弁でした。

どれぐらいの方が車で来て、どのような導線になるのか、スタジアムに来場者用の駐車場がないのであれば臨時駐車場はどこにどれだけ確保するのか、交通混雑や交通安全のシミュレーションは用地を買う前にやっておくべきでしょう。

専門家会議はアユモドキ等の自然環境について専門的見地からご意見を伺うところですから、そのことに集中していただくのは当然ですが、住民の生活環境への影響は誰も見なくてもいいのか。やってみてから考えればいいということでしょうか。

府がやらなくても、亀岡市が事前にシミュレーションをやるべきです。
何も無理難題を言っているのではありません。市民のために当たり前のことを求めています。

莫大な金や時間がかかる調査ではありません。
亀岡市は、アユモドキのためであれば、専門家会議の意見を受けて年度途中に単費で何千万も補正予算を組みましたし、事業着手もアユモドキへの影響が軽微といえるところまで専門家と調整ができるのを待つという姿勢できました。待っている間にできたはずの、亀岡市民の生活環境への影響については基本的なシミュレーションもしないまま。

スタジアムに期待して事業推進を応援している議員ももちろんこれまでから、交通の問題を指摘して、シミュレーションぐらいやれと言ってきましたが、それでも放置されてここまできてしまった。

こういういい加減なことだと、いずれ市民だけでなく来場者含め各方面に迷惑をかけることになるのではと危惧します。

お客様を迎える本気度が足りないのでは

実質公債費比率は16%で推移の見通し

実質公債費比率(市税などの収入額に対する借入金返済額の割合)は上昇していくと見込んでいるとの説明が今月初めにありました。5年後は16%で推移する見通しだそうです。

しかし、将来負担比率(財政規模に対する負債の割合)については減少していくという見込です。
H29年度は145%程度。5年後の中期財政見通しH33は123%と見込んでいるとのこと。(H27の標準財政規模をベースに算定)

ざっくりいうと、返す額よりも多く借りないようにすれば将来負担比率は減っていきますが、お金がない中で借金返しに多く割り当てる(実質公債費比率があがる)となると、生活が苦しくなっていく、と予想できるということです。新たに求められているサービスもありますから、他に何を削るか考えなければいけませんね。

ところで、亀岡市は前期基本計画と後期基本計画とで、目標とする指標を実質公債費比率から将来負担比率へと変更しました。

前期基本計画(計画期間H23.4月-H28.3月)では、

実質公債費比率を
H21年15.6% ➡ H27 年14.6%

とする目標でした。
これは27年度決算で11.3%で達成した、ということになるのでしょうが、後期基本計画期間終了年度には16%になってしまうのですね。

後期基本計画(計画期間H23.4月-H28.3月)では、実質公債費比率を下げることを目標とするのではなく、

将来負担比率をH26年 157.7% ➡ H32年 152.7%

とする目標になりました。こちらは既に27年度決算時に149.2%ですし、減少していく見込だそうですから、目標達成できそうですね。

しかし、類似団体や府内団体と比べてもまだまだ高い数値です。

後期基本計画P15

根拠ある議論を

9月定例会に提案した住民投票条例案は否決されました。新たな用地について検討する前に是非とも住民投票が必要だと私は考えていましたが、非常に残念な結果となりました。 続きを読む

住民投票条例案への賛成討論

スタジアムに関する住民投票条例案は、1度目、市民の直接請求により議会に提案されました。
結果は否決となりましたが、その後、大きく事情が変わったため、再度、これを実施することを検討いただきたいと議員提案したものです。

以下、2016年月9月定例会における、私の賛成討論です。 続きを読む

チャンスもピンチに変えるブラックボックス

あの場所にスタジアムを建設すべきではないという環境専門家会議の提言についての報道を受けて、このサイトへのコメント以外にも様々なご意見を頂いています。

建設的な意見交換のために、今までのことを振返っておきたいと思います。 続きを読む

補助金カットは歳出削減の手段か

28年度予算では、基本的に補助金2割カットでした。

手を付けにくかった補助金の見直しに取りかかったことは評価できます。

補助金については、整理すべきところが多くあると私も思っています。

横断的把握はされたのか

横断的把握はされたのか

平成25年に補助金のあり方について一般質問しました。

1点目に、団体の事務になるべく関与しないこと、する場合もルールを定めておくこと、

2点目に、透明性を確保するために支出基準や実績について公表すること、

3点目に、横断的に補助金を評価し、適切な資源配分をすることです。 続きを読む

計画と称するこの文書は計画なのか?

3月定例会では後期基本計画案が可決されました。

今後5年間のまちづくりの計画です。

これまで、地方自治法で総合計画を策定することが義務づけられていましたが、平成23年の改正でそれもなくなりました。

策定義務はなくなっても、これからの厳しい時代こそ、計画行政が重要になってくると思います。総合計画を頂点に、それと整合する個別の計画が作られますので、より実用的なものを作らなければなりません。作るのであれば。 続きを読む

給与表の改定

ご報告が遅くなりましたが、2月の臨時会では、国の公務員給与制度の総合的見直しに従い、亀岡市職員の給料表の改定という議案が出てきました。

給与表の変更

改定による増減

給与制度の総合的見直しといいますが、仕組みはそのままに給料表の金額を改定するものです。国は、地域間配分の見直し、世代間配分の見直しと理由を付けているものの、その中身は、人数の多い50代の属するところの単価を減額して、人件費を削減しようという安直なやりかただと思います。 続きを読む

課題は今年も先送り

一般質問でも、エピソードとして紹介しましたが・・・
「市民サービスを低下させないため」「財政需要に対応するため」と財政調整基金(=貯金)を取り崩すのが当たり前のようになってしまっている亀岡市。その考え方をもうやめなくてはならないと思います。

11057118_844515552291287_3441224620440692788_o右のグラフは、過去に財政の勉強会に参加した時の演習で作成したものです。亀岡市の実質単年度収支を示しています。 続きを読む

予算主義って?

扶助費等が適切に見込まれていない件について。
一般会計当初予算案への質疑を行いました。

問)
毎年決算額が増加している生活保護の法内扶助について27年度は当初予算を前年度予算と比べて1億6840万円減額した。老人医療助成経費は7650万円の減額だった。こども医療助成経費は1490万円減額した。そのようにしておいて、12月定例会では大幅補正をおこなった。
28年度当初予算は、大幅補正を必要とした27年度当初予算と同額でしか計上していないものが散見される。
例えば、子ども医療費も生活保護費も27年度予算と同額しか計上していない、要・準要保護児童生徒への援助経費などは、ここ数年の予算額決算額いずれと比べても低くなっている。どういう考え方か。

答)
生活保護、医療扶助などは、流行性感冒で影響されるような不確定要素を含んでおり医療扶助は、年度によって増減している。
子ども医療費も医者にかからなければ減少する。不測の事由を見込んで余裕をもってやれればいいが、そのような財政状況にはないということは理解いただきたい。

・・・・。
財政状況が苦しいことはわかりますし、28年度予算の編成に苦労して、歳出削減のために努力されたこともわかります。それは評価できる部分です。
しかし、執行の際の努力で削減できないような事業費について、目先の数字をいじって辻褄を合わせるという努力については、よく頑張った!と認めるわけにはいかないです。
質疑は3回までと言う制限がありますので、3回まで質疑しましたが・・・最終的には市長が答弁されました。

答)
行政は予算主義。
予算がつくと使わなければいけないと思う。
資金ショートさせない中で、管理しながら補正予算を入れていく。戦略的に予算を考えたということでご理解いただきたい。

3回目の質疑に対して答弁をもらってしまったあとは、もう発言できないというのが残念です。もう少しお聞きしたかった。
予算主義って、そういう意味なのでしょうか?
生活保護費や医療扶助費を管理するのはなかなか難しいと思いますし、予算がついたから使わなければという考えが働くようなところでもないと思います。逆に生活保護費や要・準要保護児童生徒への支援経費については、予算があるかないかで管理されるようなことがあっては困ります。