Archive for 子供

保護者たちの活動

亀岡市では給食の安全を求める保護者たちの活動によって放射性物質検査が実現しましたが、その測定方法にはまだ工夫の余地があります。 続きを読む

放課後児童会の環境改善についての請願

放課後児童会の環境改善についての請願は継続審査となりました。

亀岡市の放課後児童会(なかよし学級)には以前も書いたとおり様々な課題があります。

私が一般質問している以外に保護者の声はあるのか?と聞かれることがあります。保護者の声はあります。団体を通じて上がってこない声はないものとして取り扱うような風潮は残念です。社会教育課でもどんなことに子ども達が困っているのかは把握していただいていますが、正式に保護者の意見を受け止めて、記録を取るということまではしていないそうです。学校によっては放課後児童会の保護者会があるところもありますが、そこでの会議は保護者会の会計、行事などについてが中心です。

放課後児童会の実態については保護者会役員になってみて始めて分かるということもあり、日々の仕事が終わってから迎えに来る保護者は運営上の課題について全てを把握するのは困難ですし、保護者同士の連携もとりにくい状況にあります。

それでも就労や病気の保護者は保育に欠ける児童を預かっていただけるところがあるだけでもありがたく、時間に余裕がない中で自ら改善のためにアクションを起こそうとするには大きな困難があります。基本的に平日の昼間に社会教育課に出向くことは就労している保護者には不可能です。他校の放課後児童会にも多様な課題があることは聞いていても、組織だって連携をすることもできません。どこへ声を持っていけばいいのかわからないまま困ったことがあっても3年間を何とかやり過ごす、というのが実情でした。

しかし、特定の学校の放課後児童会の問題としてでなく、全市的に課題を把握して取り組んでほしいという思いで、現状を変えるためにできることをやってみようと動き出した保護者たちがいます。一保護者としての立場だけでなく、役員として運営状況を目の当たりにし、子ども達の立場でも全体を捉え直してみる必要があるとわかったからです。

署名を集め他校の保護者と個人的に連絡を取り社会教育課に要望を提出したり、保護者と児童にアンケートを取ったり、自校の校長と面談をしたりして日々の仕事の合間にできることをやってきました。取組みを進めるうち、全市的な取組みを一市民の立場から複数の団体に働きかけ連携を取って形にしていくのは膨大な時間と労力が必要だということがわかりました。

そこで 様々あるルートの一つに議会への請願という選択をされました。

亀岡市議会基本条例には市民参加及び市民との連携について次のように定められています。

第6条 議会は、会議を原則公開とする。
2 議会は、市民に対し積極的に議会審議等に係る情報を公開及び提供し、説明責任を果たさなければならない。
3 議会は、参考人制度及び公聴会制度を活用し、専門的知見又は政策的意見を討議に反映させるよう努めるものとする。
4 議会は、請願及び陳情を政策提言と位置付け、その審議等において、これら提言者の意見を聴く機会を設けるよう努めるものとする。

この6条4項に期待して市民は請願しました。

昔はどこの団体がどういう背景で出してきたのか、ということが重要視されたようですが、どこの団体の役職でもない一市民の請願が政策提言として内容で判断されるのならば、市民にとって議会は頼るべき存在になったと言えるでしょう。

この請願は12月17日の総務文教常任委員会で審査されました。紹介議員は私と吉田千尋議員と馬場隆議員でした。就労している保護者のグループにとって月曜日の午前中は参加しにくいということもあり多数の傍聴者・・というわけにはいきませんでしたが、一足先に請願デビューした別の保護者グループが応援に来てくれました。私は残念ながら今回も所属の委員会ではないので傍聴席で心の中からエールを送っていました。

趣旨説明に対し、もっと地元やPTAと調整をして解決を図ってはどうか、という委員もいましたが議会を頼ってきた市民に対して請願を受け止めずに他所へ行けと投げ返すのもおかしな話です。大きな負担の中で活動してきた保護者が声を詰まらせながら訴える内容に対して委員はおおむね好意的で、この場で可決することはできないが継続審査にして現場を見に行った上で判断を示す、ということになりました。とにかく見に行ってほしい、そして対策を考えてほしい、という最優先で取りたかった結果までこぎ着けました。

委員会では、共産党議員団は数年前に現場を見に行った、公明党議員団は代表質問でも取り上げた、○○委員は地元でも問題になっていることは把握している、などの発言がありました。それぞれに問題意識は持っていただいていたようですが、これは同時にそのような個別の活動では議会全体での取り組みにつながりにくかったことを示しています。

市民の請願として出てきたからこそ、取り組むことができるようになったのだと思います。まだこれからですが、ここまでたどりついた保護者の皆さんにお疲れさまと言いたいです。

請願を受けて早速1月に総務文教常任委員会が現場へ視察に行くことが決定しました。放課後児童会の課題はスペース問題だけではありません。それぞれに異なる課題がありますので、指導員さん、保護者、児童にも意見を聞いて、子ども達の健全育成のための政策につなげられればと思います。

視察:おかやまプレーパーク

岡山市でおかやまプレーパークを緑風会の7名で視察し、プレーリーダーの松田さん、NPO法人岡山市子どもセンター理事の美咲さんのお話を伺いました。

子どもの遊びの重要性については私も思うところは同じですが、いかに運営を存続させるかが難しい課題です。 続きを読む

放課後児童会の意見・要望はどこへ届ける?

放課後児童会について今回は過ごすスペースの問題を取り上げました。

スペースに限らず、他にも意見・要望がたくさんあることを保護者から聞いています。私はね。では、行政には伝わっているのでしょうか?

どうです?と保護者に聞いてみたら・・・ 続きを読む

放課後児童会の質の改善について

先日の一般質問では子どもの居場所についてというテーマの中でも特に放課後児童会(なかよし学級)について質問しました。

今年度より1年生の4月1日受け入れが開始されました。H23年度までは卒園から入学式の間は放課後児童会に入会していても利用できず、働く保護者は仕事の都合をやりくりするためにとても苦労していましたので、そこは一歩前進です。 続きを読む

放射性物質測定についての考え方 緑風会への答弁

亀岡市議会では一般質問が始まりました。初日である本日は4会派の代表質問が行われました。
菱田光紀議員による緑風会の代表質問には、多数の傍聴者にお越しいただきました。
子どもたちの食の安全に関心のある保護者達も、給食の放射性物質測定器についての質問項目に特に関心を持たれ、幼いお子さん連れで傍聴していました。 続きを読む

一般質問通告書 平成24年9月議会

亀岡市議会は今日から一般質問が始まりました。

詳細な一般質問通告書が亀岡市議会ホームページで公開されています。
質問開始時間の目安も掲載されていますので、関心のある内容があれば傍聴・ネット中継の視聴をしてください。

14:35分から菱田議員が緑風会の代表質問をします。
給食の放射能測定についても項目に挙がっています。
これは3月議会で請願を採択し、現在亀岡市は国からの測定器貸与を待ちながら外部委託によって測定を行っているものです。

議会改革?

20日(月)の議会改革推進特別委員会では、前の記事に書いたようなICT機器やインターネットなどの仕事道具の話ばかりではなく、その後半には議会のあり方について議論(?)していました。

今回の委員会では、議会基本条例等に基づいて議会のあり方を考える、という方向が前回に決まっていました。
であれば、第3条 議会の活動原則から、
現状を振返り、
委員会で情報戦略の必要性を確認できたら、
次はそれをどのように策定していくか、
という話につながればいい、と考えて会議に臨みました。

私は2ヶ月ほど前の委員会で、議会改革の次のステップとして、議論の質の向上、情報戦略、ICT戦略が必要と提案しています。
そこに至ったのは、まず議会のあり方を考えた結果でしたので、提案事項について検討は議会のあり方を議論する中でやると円滑にすすむのではないかと思っていましたが、勝手にそんなことを夢想しても・・・そう都合良くはいきません(笑

亀岡市議会基本条例

第3条(議会の活動原則)

議会は、次の各号に掲げる原則に基づき活動しなければならない。
(1) 公平性及び透明性を確保し、市民に開かれた議会運営を行うこと。
(2) 市民に積極的な情報公開を行うとともに、説明責任を果たすこと。
(3) 自由闊達な討議を行い、市政の課題に関する論点及び争点を明らかにするよう努めること。
(4) 市政への市民参加を推進すること。
(5) 市民及び議員が交流及び意見を交換し、並びに市長等及び議員が対論する場となるよう努めること。

上記のように、市民に開かれた議会、市政への市民参加の促進ということが定められていますが、現状はどうか、というと・・・亀岡市議会には、充実した議会だより、毎定例会後に開かれる議会報告会、本会議のネット中継、会議の傍聴、議事録の公開など、この業界では高く評価されている取組みの数々があります。それらが業界で注目されている「議会改革度ランキング」で全国10位という結果につながっているのですが。

それはあくまでも業界内での話。

自分たちの取組みが市民にとってどうか、という視点が抜け落ちているのではないかと思います。

議会だよりはどれぐらい読まれているか。

傍聴や議会報告会への参加を呼びかけているが、成功しているか。

公開している議事録等は市民に関心を持って読まれているか。

ということを顧慮すべきです。

開かれた議会なのに市民が市政に関心を持たないだけ?

そんなわけはありません。

市政全般にわたって常に関心を持ち続けるということではなくても、具体的に自分が市民生活の中で困りごとがあって、それが行政によって解決されるべきものであるならばその実現のためにどうアクションを起こせばいいかと考えるでしょう。

そのときに思いつく手段は、市役所に電話したり、窓口に行って訴えたり、「市長への手紙」やパブリックコメントで意見を述べたり、市長の諮問機関である審議会等の委員となることなどが挙げられます。

つまり、市民は具体的な自分の課題を通じて行政に目を向けることは多々あります。

開かれた議会を目指してこんなに頑張って議会報告会なども開催しているのに参加者が少ない、市民が市政に関心がないからだ、ではなくて。

うまくいかないことを市民のせいにしてはいけません。市民は議会に関心がないだけということを自覚すべきです。

議会が市民のためにどんな働きができるのか、どんな力をもっているのかがわからなければ、議会に目もくれないのは当然のこと。しかも、議会は本来の権能を十分に発揮できておらず実績もない、となれば実績を積まなければいけませんし、それが市民に理解されるように情報発信しなくてはいけません。

例えば、23年6月議会では、亀岡市景観条例の制定に反対する請願が採択されました。景観条例の制定によって生活に大きな影響を受ける地域の住民の意を汲んだ結果でした。

23年12月定例会では、暴力団排除条例の制定を求める請願が提出され、総務文教常任委員会で条例案を作成、パブリックコメントを経て24年6月議会で議員提案によって暴力団排除条例制定の議案が可決されました。

また、24年3月議会では、亀岡市の小学校給食および保育給食の放射能対策実施に関する請願が一部採択され、その後7月から、給食の放射性物質検査がスタートしました。これは以前より保護者から行政に問合せ・要望をしていたことでもあり、一般質問でも取り上げましたが執行側が前向きでなかったために、市民が議会に働きかけて議会が動いた例です。

これらの請願が採択されたことは当然ホームページにも掲載されていますが、それがどういう意味を持つのかを伝えきれているかと言えばそうではありません。

議会は常に市民の側に立っています。ぜひ活用してください。市民からの請願は政策提言として受け止め、しっかり審議して実現すべきものは議会として取り組んでいきます。請願を出す手順、出すときのポイントは次の通りです・・・と詳しいガイドを掲載し、今までの請願とそのときにされた審議内容、採択結果、その後の経過なども一覧にしておくとよいと思います。

・・・そういうものを議会から発信したい。

単に会議の情報を公開しておいて、興味があれば見られますよ、ではダメなのです。それでも改革度ランキングでは議事録のネット公開にポイントはつくかもしれませんが。議会が市民の側に立っているということを実感できるように、そして、実際に市民の生活にどのような成果をもたらしたかということがわかるように伝えなければ・・・

ちなみに、市民は困りごとがあったときに知り合いの議員を通じて行政に要望を伝える、ということもできるかもしれませんが、議員はそもそも行政への窓口ではありません。議会への窓口ではあっても。(行政は議員を連れてきたときは動くけれど、市民だけで訴えても動かないところではありません。すべきことはする、すべきでないことは誰が来ようがすべきではないのです。もしそうでないならば、そのこと自体を改めなければなりませんし、そのために議会が動くのはアリです。市民が議員の口利きに期待したり、議員がそれに応じたりするのは、それに逆行するような考え方であり、市民と議会の力を削ぐことにつながることですので慎むべきです)

そして、議員個人を通じてのみでなく市民が議会に直接アクセスできる仕組みも確立しておかなくてはなりません。

委員会で議論したいことはたくさんあったのですが・・・入り口から躓いて、ここに書いた半分以上は言う機会がないまま15時になったので会議は終了しました。

各種戦略の前に議論の質の向上が必要で、それを研修等でやるのでなければOJTしかありません。
なので言っても言わなくても結果は同じ、理屈よりもレトリック、なんてことで会議が流れていくことを許容してはいけない・・・と考えていますが、さて、そうやって意地を張る価値があるのかどうかを早速に考え直さなくてはいけない気がしています。

亀岡市で給食の放射性物質検査が始まりました

昨日、亀岡市で給食の放射性物質測定検査が始まりました。
給食の測定は、3月定例会で母親たちが議会に対して請願したものです。

その後、国から検査機器を貸与されることが決定しましたが、やはり東北関東17県が優先となりますので、実際に亀岡市に機器が来るのは9月あるいは10月になるとのこと。機種も未定です。

それまで待てない・・・
なので、亀岡市が厚労省の登録検査機関である島津テクノリサーチに検査を依頼し、結果は市のホームページで公開されることになっています。検体は公立保育所および亀岡市給食センターで使用する食材で実際に給食として提供したものです。

先ほど問い合せましたら現在公開の準備をされているところでした。今日中には見られるようになるとのこと。

島津テクノリサーチでは1ベクレルまで測定し、結果、検出なしとのことでしたが詳細は公開情報をご覧ください。

今日で小学校は給食が終了しますね。夏休みが終わり、給食が始まってもまだ機器が間に合わないようであれば、このようにして月2回検査に出すことになります。

測定・公開することで安心して給食を食べさせられるようになりますね。

 

子ども達のためにまちを動かす

亀岡市議会では3月に給食の放射能測定を求める請願が採択され、実現に向かっているところです。
子どもたちのために、行政や議会を動かすにはどうしたらいいか。
亀岡のママたちも何もわからないところから手さぐりで始め、アドバイスをいただいたりしながら試行錯誤してそこまでたどり着きました。
請願提出

動けば変わる、という手ごたえとやりがいを感じると同時に、動かなければ変わらないということも実感した出来事でした。 続きを読む