「山羊と原爆」/岡真理(おかまり・京都大学教授・現代アラブ文学)

*2011年5月16日京都新聞夕刊「現代のことば」に寄稿されたものを著者の岡真理さんの許可を得て転載しています。

岡真理さん には、ガザの冊子をつくるときにも、そしてその後も大変お世話になりました。⇒岡真理さんの講演・座談会を収録した冊子のサイトはこちらです。

「山羊と原爆」

1928(昭和3)年、富山のさる旧家に男児が誕生した。父親は帝国陸軍の将校。待望の長男だった。だが、赤ん坊は衰弱しており、生き永らえそうに見えなかった。父親は下男に赤ん坊を埋めるように命じた。下男は息のある赤ん坊を埋めるにも忍びなく、生きている間だけでもと、山羊の乳をやった。この乳が甘ん坊の命をつないだ。 (続きを読む…)

ママじゃない

明日は、<3/21>「地域おこし・文化交流を担う女性観光リーダー (おもてなしリーダー) セミナーinなんたん亀岡」に行ってきます。会場がガレリアなので、子どもたちは託児室の先生たちにお世話になります。エイジレスセンター入って右手の小さな部屋が託児室。

私が初めてこちらの託児室のお世話になったのは2006年秋のこと。レポートを亀岡で子育てAmigoのページに掲載しています。

あのころ・・・子どもを預けて自分の時間を過ごす、ということがとてもハードルが高かった。でも、それができたときの身の軽さには本当に感動しました。先生方には感謝感謝です!!

実はその託児室のドアを開けた裏側の壁には、新聞の切り抜きが貼ってくれてあります。
私が2009年2月5日に京都新聞に寄稿した文章。

子育て中の女性を対象にした講座・催しには、託児が付いている。または、子連れで参加することができるよう配慮されている。とてもありがたい。内容も、育児中の女性にとって興味深いものばかりだ。
ところで、子育て中の女性であることは、私の属性の一部でしかない。なのに前述のような「子育てママ」向けに用意されたのではない場へ出ようと思ったら、なかなか大変だった。乳幼児連れという条件をクリアする術が用意されていないからだ。
子育て関連のテーマには食傷気味だ。そんなとき見つけたのが、ガレリアかめおかの託児室だった。ガレリアかめおかでは多種多様の講座・イベントが催行されている。もともと「子育てママ」のためだけの施設ではないから、たとえば落語家の講演会、パソコン講座、クラシックコンサートなど子育てとは全く関係ない催しも多い。自分が参加するだけでなく、場所を借りて活動することもできる。それらの施設利用者は無料で託児を利用可能だ。もちろん、子育てに関係ない催しであっても、だ。
「途中で子どもが泣いたら…?」子育てママが自分のしたいことを優先してはいけない?
「泣いててもどうもないよ」行ってらっしゃい、と託児室の保育士さんに笑顔で送り出してもらって、私は安心して「子育てママ」以外の自分を取り戻した。
ガレリアかめおかの各種催しについては、ホームページなどで確認できる。託児の申込方法、条件については問い合わせを。