Archive for 酒井 あきこ

28年度の低所得者は受け取れない給付金

今回の年金生活者等支援臨時給付金(3万円)の対象となる要件は、前回平成27年度臨時福祉給付金の対象者であることでした。

市内の対象者は6000人との説明が3月補正予算の説明の際にされていました
つまり、この1年で経済状況が変化し困窮することになった方が、例え28年度1月1日時点で住民税非課税であってもこれは支給されないということにあなります。 続きを読む

チャンスもピンチに変えるブラックボックス

あの場所にスタジアムを建設すべきではないという環境専門家会議の提言についての報道を受けて、このサイトへのコメント以外にも様々なご意見を頂いています。

建設的な意見交換のために、今までのことを振返っておきたいと思います。 続きを読む

スタジアム用地について環境専門家会議座長提言

公園&スタジアムの整備に関して環境専門家会議から提言が出されたことを受け、本日17:30〜全員協議会が緊急開催されました。

予定されていた場所での建設は無理そうですね。

(追記:その後、要綱設置の環境専門家会議がこのような座長提言を出したことについて、監査請求がされましたが、9/20の監査結果では、この座長提言は専門家会議としての意見を取りまとめたものではなく、村上氏の私見であるという位置づけが確認されました)

代わりに隣の駅北用地で、という案ですが、そうなれば更に土地を購入する必要があるでしょう。

翌日の新聞で知るというパターンではなく、事前に説明がされるようになったのはよいことだと思います。

取り急ぎご報告まで。

市長による説明の要旨は以下のとおりです。

座長曰く、アユモドキが貴重であるとともにスタジアムも重要。両方をよい形で進めていくために、この内容を仕上げた。
座長提言を受けて、市として真摯に受け止めながら今後のことを考えなければならない。

提言は、今の場所から組合の事業用地の中でスタジアムを設置してほしいというもの。

特に座長が心配していたのは、スタジアムができないということで、地元がアユモドキの活動を止めては困る。地元の活動があってアユモドキは生息しているということは専門家会議の皆さんの意見。

その中で、アユモドキを調査して安定的な形で維持継続していくには、調査の猶予が必要。あの場所で進めるなら3〜5年の調査が延長される。そのことを思う時に、これ以上、スタジアムの建設を伸ばす中で、アユモドキ調査をするのも難しい。

地元の意向も配慮しながら亀岡市にとってもしっかりとしたまちづくり、知事も、私自身もスタジアムを亀岡に創ると言うことを言ってきた。しかし我々にしてみれば駅北でできるかどうかすぐにわからない。議会に説明後、地元の保津町や土地改良区に説明し、区画整理組合の役員に本日説明をする予定にしたが、すぐに結論が出る話ではない。

 

この間、議会にも、スタジアム建設について50億の予算で取り組むという説明をしてきた経緯がある。市としてそれを大きく超えて拠出するのも厳しい財政状況にある。

京都府は156億円というスタジアム費用を予算化している。場所が駅北の区画整理事業組合に移転するとなれば建設費用も治水対策含めて軽減になる。それについては亀岡市と協議しながら進めていきたいと申し出ていただいた。

我々としていちばん大事なのは地元保津町アユモドキを守り育ててきた方に理解いただけること。
理解いただけず、アユモドキが生息できない、ラバーダムを立ち上げていただけないことになるのであれば、今回の判断はマイナスになる。

市としてもどうするかということも何も決めていない。
今後、地元に説明しながら、条件が整うかどうかを判断していきたい。
議会にも説明しながら進めていきたい。

14億で購入した用地については今後どのような形で、スタジアムがもしこの地に建てないとなればどのような形で有効活用するかを考えていかなければならない。地権者の貴重な財産をお譲りいただいたので、しっかり検討、議論して進めていかなければならない。

我々としていちばん大事なのは地元保津町アユモドキを守り育ててきた方に理解いただけること・・・とのことですが、税金を使ってそれをやることによって、市民福祉がいかに向上するのかということが私にとっていちばん大事なことです。

スタジアムのために更なる支出をすることについて市民の理解が得られるかどうか。

座長提言は以下のとおりです。

<スタジアムの建設位置>
アユモドキの生息環境の保全と地域の保全活動の維持・発展につながる京都スタジアム(仮称)の整備との両立を早期に実現させるため、これまで検討してきた計画地に隣接する「亀岡駅北土地区画整理事業地」を建設位置とすることが望ましいと考える。これにより、アユモドキが生息する——-への直接的影響は回避され、地下水保全等を行えばアユモドキの生息環境への影響は軽微となると考えられ、保全が確保されるものと考える。

<アユモドキ生息環境の保全の取組の継続>
なお、現状においても、アユモドキの生息環境は脆弱であることから、これまで行ってきた調査・実証実験により新たに得られた成果や知見を活かした効果的な保全の取組みを行う必要がある。
そのため、昭和52年に文化財保護法に基づく国の天然記念物に指定した文部科学省(文化庁)、平成16年に種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に指定した環境省、平成16年にアユモドキ保護増殖事業計画を文部科学省、環境省とともに作成した農林水産省及び国土交通省、更に、平成20年に京都府絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する条例における指定希少野生生物に指定した京都府、平成17年に保津地域アユモドキ連絡協議会を立ち上げ官民共同で保全対策に取り組んできている亀岡市、その他この地域のアユモドキの保全に携わる各種団体が連携して保全の取組を進めることを求める。
環境保全専門家会議としても、これらの保全の取組を進めるために、アユモドキ等の保全や地域の振興・活性化の観点から、引き続き、アユモドキ等の生息環境の保全・改善対策とアユモドキ等への影響が軽微なものと評価される都市公園用地の利活用に向けた検討を行うこととする。

補助金カットは歳出削減の手段か

28年度予算では、基本的に補助金2割カットでした。

手を付けにくかった補助金の見直しに取りかかったことは評価できます。

補助金については、整理すべきところが多くあると私も思っています。

横断的把握はされたのか

横断的把握はされたのか

平成25年に補助金のあり方について一般質問しました。

1点目に、団体の事務になるべく関与しないこと、する場合もルールを定めておくこと、

2点目に、透明性を確保するために支出基準や実績について公表すること、

3点目に、横断的に補助金を評価し、適切な資源配分をすることです。 続きを読む

計画と称するこの文書は計画なのか?

3月定例会では後期基本計画案が可決されました。

今後5年間のまちづくりの計画です。

これまで、地方自治法で総合計画を策定することが義務づけられていましたが、平成23年の改正でそれもなくなりました。

策定義務はなくなっても、これからの厳しい時代こそ、計画行政が重要になってくると思います。総合計画を頂点に、それと整合する個別の計画が作られますので、より実用的なものを作らなければなりません。作るのであれば。 続きを読む

給与表の改定

ご報告が遅くなりましたが、2月の臨時会では、国の公務員給与制度の総合的見直しに従い、亀岡市職員の給料表の改定という議案が出てきました。

給与表の変更

改定による増減

給与制度の総合的見直しといいますが、仕組みはそのままに給料表の金額を改定するものです。国は、地域間配分の見直し、世代間配分の見直しと理由を付けているものの、その中身は、人数の多い50代の属するところの単価を減額して、人件費を削減しようという安直なやりかただと思います。 続きを読む

課題は今年も先送り

一般質問でも、エピソードとして紹介しましたが・・・
「市民サービスを低下させないため」「財政需要に対応するため」と財政調整基金(=貯金)を取り崩すのが当たり前のようになってしまっている亀岡市。その考え方をもうやめなくてはならないと思います。

11057118_844515552291287_3441224620440692788_o右のグラフは、過去に財政の勉強会に参加した時の演習で作成したものです。亀岡市の実質単年度収支を示しています。 続きを読む

予算主義って?

扶助費等が適切に見込まれていない件について。
一般会計当初予算案への質疑を行いました。

問)
毎年決算額が増加している生活保護の法内扶助について27年度は当初予算を前年度予算と比べて1億6840万円減額した。老人医療助成経費は7650万円の減額だった。こども医療助成経費は1490万円減額した。そのようにしておいて、12月定例会では大幅補正をおこなった。
28年度当初予算は、大幅補正を必要とした27年度当初予算と同額でしか計上していないものが散見される。
例えば、子ども医療費も生活保護費も27年度予算と同額しか計上していない、要・準要保護児童生徒への援助経費などは、ここ数年の予算額決算額いずれと比べても低くなっている。どういう考え方か。

答)
生活保護、医療扶助などは、流行性感冒で影響されるような不確定要素を含んでおり医療扶助は、年度によって増減している。
子ども医療費も医者にかからなければ減少する。不測の事由を見込んで余裕をもってやれればいいが、そのような財政状況にはないということは理解いただきたい。

・・・・。
財政状況が苦しいことはわかりますし、28年度予算の編成に苦労して、歳出削減のために努力されたこともわかります。それは評価できる部分です。
しかし、執行の際の努力で削減できないような事業費について、目先の数字をいじって辻褄を合わせるという努力については、よく頑張った!と認めるわけにはいかないです。
質疑は3回までと言う制限がありますので、3回まで質疑しましたが・・・最終的には市長が答弁されました。

答)
行政は予算主義。
予算がつくと使わなければいけないと思う。
資金ショートさせない中で、管理しながら補正予算を入れていく。戦略的に予算を考えたということでご理解いただきたい。

3回目の質疑に対して答弁をもらってしまったあとは、もう発言できないというのが残念です。もう少しお聞きしたかった。
予算主義って、そういう意味なのでしょうか?
生活保護費や医療扶助費を管理するのはなかなか難しいと思いますし、予算がついたから使わなければという考えが働くようなところでもないと思います。逆に生活保護費や要・準要保護児童生徒への支援経費については、予算があるかないかで管理されるようなことがあっては困ります。

3万円を配ります

金曜日は、補正予算の採決でした。

臨時福祉給付金事業経費2億2700万円
表向きには、国の賃金引き上げの恩恵がとどきにくい年金生活者等支援・・・として、対象者に3万円ずつ給付するという事業。
対象者は市内で7000人

財源は全て国庫補助金ですが、国の1月補正なので年度内には間に合わず、この経費は全額来年に繰越して4月からの実施です。
6月までに配ってほしい」という国からの要請だそうです。
あからさまですね。

夏の選挙対策としてバラマキ事業をしたいという都合など知ったことではありません。他に6月までにしなきゃいけない合理的な理由があるのでしょうか。国の賃金引き上げの恩恵がとどきにくいのは年金生活者だけではありませんよ。

(追記:しかもこの1年で経済状況が変化し困窮することになった方が、例え28年度1月1日時点で住民税非課税であってもこれは支給されない

人員削減の中で、人手が足りないところにバラマキ事業を押し付けてきて、いつまでにやれという注文までつけるとは腹立たしい限りです。

そして昨日、28年度の国民健康保険など特別会計と条例案について委員会審査・採決をしました。
国保会計は28年度末で基金が枯渇する見込です。賦課限度額を引上げる条例改正案も審査しましたが、それをやっても焼け石に水。市が保険者ですが、国の制度ですから、亀岡市独自の努力ではどうにもならないところがあります。
つくづく思うのですが、バラマキ事業をやる金があるなら、国がやるべき事業をきちんとやってほしい。

しかし、残念ながら、バラマキは効果があると思われてしまっているのですよね。
こんな給付金事業で票が買えると思ったら大間違いであることをしっかりと見せていきたいものです。

何を削る?何を活かす?

中期財政見通しでは、H28〜32年の5年間で30億円の財源不足が生じるとされています。
表にまとめてみました。

なお、この表は、亀岡市が公表している「亀岡市の財政状況及び今後の見通し」をもとに作成しました。
数字をどのように見込んだのか等、詳細についてはそちらをご覧下さい。

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