保育所に入れない!!

亀岡市は、待機児童ゼロです。

それに期待して、亀岡を選んだという方もいらっしゃいますが、実は、年度当初であっても、保育所に入れない、という状況があります。

2015年12月1日現在、保育所の入所を待っている児童の人数は76名です。

出産して、いざ職場復帰!

と思った時に、入所できません、と告げられたらどんなに困るか・・・子育て家庭にとっては死活問題です。保育所以外で頼れる資源としては、子育てサポートセンターや無認可保育所、一時預かりなどもありますが、収入よりも負担が大きくなってしまう場合も少なくありません。

親族、友人、ご近所さんにお願いできたとしても限度がありますし、亀岡に引っ越してきて親族もない、知り合いもまだいない、という状況では頼るところがありません。家事、育児、仕事・・・なんとか日々の生活の都合をつけながら毎月入所の申込をして連絡を待っている不安定さを思うと、大変な心労です。

それでも、亀岡市は厚労省の定義では保育所入所「待機児童ゼロ」ということになっています。なぜ、入所できないのでしょうか。

私の所属する環境厚生常任委員会では、昨年26年8月には「兄弟が通っている等の理由で保育所を限定して、待っておられる方は15名」との説明がありました。しかし、保育所を選ばなければ入れるのかというと、実はそうではありません。

亀岡市全体で見ると施設の入所定員にはまだ空きがありますが、保育士さんが足りないのです。保育士1人で見られる子どもの人数は年齢によって決まっています。概ね、0歳児は3人、1、2歳児は6人、3歳児(年少クラス)は20人、4、5歳児は30人(年中・年長クラス)です。

乳児さんから預けて働く家庭が増えてきていることもあり、入所を待っていただかなければならない状況は近年拡大しているようです。

保育士を確保しなければ、この状況は解消されません。しかし、保育士募集の広報をもっと頑張れば・・・という問題ではないのです。

私も有資格者にお声かけしてみたことがありますが、どなたも保育士としての就労を希望しておられませんでした。

保育士の資格を持っていても、保育の仕事に携わっていない方が多いのは、待遇に課題があるからです。→亀岡市の27年度保育士臨時嘱託職員の募集

本当は、亀岡市だけで独自の保育士確保策を行うのではなく、どこに住んでいても安心して働き、子育てできる環境を国が整えていかなければならないと思います。

全国的にこれから保育需要が増大することが見込まれ、国も保育士確保策を考えていますが・・・保育士の資格を取りやすくしたり、保育士以外の資格者(看護師、幼稚園教諭等)や特に資格を持たない方に従事していただけるようにしようとしたり・・・ということでは、根本的な問題は改善しないでしょう。少々的外れと言わざるを得ない国の対策に期待して待っていては、亀岡市の子育て家庭は救われません。

新市長は選挙時に、亀岡を子育て・教育で憧れのまちにしていくことを掲げていました。この保育所の問題についても、早急に解消すべき深刻な課題として認識していただけるよう一般質問で取り上げたところです。

子育て家庭の課題は、大きな声としてまとめてあげていくのが難しいものです。なぜなら、子どもの成長に応じて当事者は数年で入れ替わりますし、多忙を極める当事者同士がつながりをもって子育て環境の改善のために活動するということになりにくいからです。

しかし、課題が認識されることが改善への第一歩です。子育て世代の抱える困りごとを届ける手段としては、市長への手紙など、メールで届けられる仕組みも活用できます。議会にも声を届けていただければ、気付きにくかった課題に取り組むきっかけになります。子育て環境をよりよいものにしていくため、市政に声を届けてください。

3 comments

  1. 中川 紫寿子 より:

    亀岡市在住の46歳パート主婦です。
    今年9月に第三子を20年ぶりに出産しました。先月、保育所の申し込みをすませましたが、0歳児は51人待機児童だそうです。亀岡市は3人目保育料は無料だそうですが、うちの場合は、上の子供達が、二人とも大学生で18歳を越えてるので、対象にはならないそうです。子供手当も第1子扱いだそうです。大学の学費がかかり一番苦しいときだと言うのに…なんとかなりませんかね。週末主人に預けて働くようにしますが

  2. シングルマザー より:

    昨年10月から途中入所を希望し、4月入所も不承諾でした。
    シングルマザーで私に障害があり、働けなく、子にも障害があり大学病院で治療中ですが医師にももう3歳になるので、集団生活をと意見書を書いて頂き、亀岡市に提出しましたがこういう物は受け取りますが、意味はないと言われました。
    子は身体的にも軽い障害がありますが、発達的にも1年遅れがあり、療育も申し込んでいますが療育も待ってる途中です。
    やはり働いてる方が優先なのでしょうか?私の障害者手帳も市にコピーを渡していますが、亀岡市としては配慮がなく、私が死んだら子供はどうなるのか、貯金を切り崩して無認可に預けるしかないのか、そんな中スタジアムを作られたら困ります。保育にお金を回して貰いたいです。

  3. 酒井 あきこ より:

    記事から、1年以上経ちました。
    コメントやメッセージフォームからご意見いただいた方には個別にお返事をさせていただくようにしていますが、お困りの方が多数いらっしゃることは委員会等でも共有していきたいと思います。
    (メッセージフォームからいただいたご意見は、メールとして私個人にのみ届きますので、コメントとしては反映されません)

    2017年は2/3より、保育所の一時募集の結果通知が始まっているようです。
    1/10時点で0歳児の待機は77名とのことでした。
    このような亀岡市の状況は、現在、待機されている方だけでなく、これから子育てを始めようと考えている方々にとっても、深刻な状況です。

    2016年12月議会で提案されていた15万7000円の保育所運営事務経費増額補正は、保育所に入所できない場合の通知の名称を
    入所不承諾通知→入所保留通知、に変えるための電算経費であるとのことでした。
    (これは、亀岡市の発想ではありません。
     厚労省が名称を変更するようにと通知したことを受けてのものです。
     www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/law/kodomo3houan/pdf/h280831/meisyou_henkou.pdf)

    残念な通知をしなければならない担当者達もどうにかしたい、と心を痛めており、市議会でも昨年度より、このことを課題として認識していますが、大きく事態を改善させるような方策をとれずにいます。

    また、18歳以下のごきょうだいがいらっしゃる場合の第3子保育料無償化は国の制度に京都府が平成27年度より上乗せして行っているものですが、27年度時点で10府県が年齢制限なしの無償化を行っています。

    *国による第3 子以降の無償化の範囲
    幼稚園:第1 子、第2 子が幼稚園から小学校3 年生までに在園・在校していること
    保育所:第1 子、第2 子が保育所に入所していること

    地方自治体が独自に上乗せして子供の育ちを支援するというだけでは、到底行き届きませんが、子供の成長は待ったなしですから、国の制度で不足しているなら、私としては自治体の限りある予算の中でも次世代を担う子供達に最優先の配分をしてほしいという思いです。

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