スタジアムを推進するということ

今回の市長選では、スタジアムが争点だと言われています。

桂川たかひろ候補はスタジアムを推進する考えです。

スタジアムも公園も、市民にとって有益であり、ムダづかいではない、と主張されています。

どの手法を取りたいかという考えの違いはさておき、ムダかどうかを判断するための一応の基準があり、それをクリアしていなければ補助金も出ませんし、まったくのムダ遣いには税金を投入できません。

しかし、ムダではなくても、いま、それを優先するべきか、ですね。

他にやるべきこともたくさんあるけれど、スタジアムをまず成功させて、活性化の起爆剤とするのだ、という判断もアリでしょう。ただ、その判断は慎重に吟味した結果なのか。だとすれば、何を根拠に吟味したのか、リスクについてもどのように検討されたのかという意思形成過程を市民に明らかにすべきです。

ハコモノをまちづくりの起爆剤にしようとして散々失敗してきた過去の事例と今回とがどう違うのか。にぎわい創出することで、市民の暮らしにどう還元されるのか。漠然とうまくいく、ではなくて、数字をもとに考えられているでしょうか。議会にも明らかにされないプロジェクトの全容を市長として掌握したとき愕然とするという可能性もありますが、それでも進めると言い続けられるでしょうか。

限りある資源の中で、スタジアムを優先するということは他のことは劣後させる、ということを意味しているのです。そのことについて、市民に覚悟が求められているのです。

わかっているのでしょうか。

もし、そのあたりが曖昧なまま何となく賛同している市民は要注意です。あとから、こんなはずではなかった、と政治家を責める資格はありません。

財政状況はますます厳しさを増していく時代、スタジアムはひとつの例題です。大きなまちの課題については、自分で考えなくてはなりません。候補者はそれぞれ、スタジアム推進、反対、と両極の考えを示していますが、いずれに対しても、市民がその内容を判断するための情報と市民的議論の場を求めていくことが大切だと思います。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です