亀岡市のお財布が心配

亀岡市の貯金・・・

亀岡市の財政調整基金

財調は、いざという時のための貯金です

もう、底をつきます。

だけど、27年度は市民サービスを低下させないため等に12億4000万円取り崩します。27年度末見込み残高はわずか6億5400万円

23年度〜26年度の予算案の提案の際にも基金を取り崩す理由として同じような内容を述べられました。

結局22年度以降は土地を売り払って持ち直しましたが、もう売れるような土地もありません。
(22年度の財産収入が4億6000万円、23年度5億7000万円、24年度3億5000万円、25年度1億9000万円)

平成16年度〜21年は亀岡駅舎の整備、JR複線化、最終処分場の整備などの大型事業を進めるためにお金が足りないので、ということで取り崩していましたが、本来は、いざという時のための貯金、そんな理由で取り崩すのは苦渋の選択です。

しかしながら、近年は「市民サービスを低下させない」ために取り崩すのだと平然と述べるようになり、貯金を取り崩す際のハードルが下がって来ているように思います。

借金にしても同じです。

返すよりも多く借入れるなどということはしないでおこう、と決意したのに・・・近年は借入額の方が多くなってしまっています。小学校の耐震化事業のために借金がふくらんでいる、という事情はありますが、27年度は職員の退職手当のために3億円を借りるという異例の借金までしようとしています。

しかも、3月定例会での質問や予算審査で、議員からはあれを充実してほしい、これをつくってほしい、建て替えてほしい、という声が目立つ中、この赤字地方債については、質疑も出ず。

執行部からも、予算編成方針の中でも触れることなく、予算審査の説明の際にも重要項目をまとめた資料の中に入っていませんでした。

*退職手当を支払う必要はない、などと言っているのではありません。これこそ、いままでに積み立てておくべきお金だったのですから、堂々と貯金(=財政調整基金)を充てればよいのです。借りられる道があるからといって借金で賄うべきではありません。

こんなやり方は、将来にツケを回すだけです。

そろそろ、今だけ何とかなればいい、自分に関係するところだけ問題なければいい、という考え方を改めなければなりません。そのためには、時には、厳しい痛みの伴う、不快な議論もしなければなりません。優先順位をつけて、整理すべきものは整理し、身の丈にあった運営をすることで、健全な未来を創っていかなければなりません。

本当は、行政や議会が、亀岡市全体のこと、未来のことを考えなければなりませんし、市民の皆様は、政治家達がちゃんと考えてくれているだろう、と思っていることでしょう。

しかし、政治家が気にすることは、全体のこと、将来のことのまえに、今の有権者がどう考えているかです。もっと詳しくいえば、「投票に来る」有権者がどう考えているのか、です。

投票に来る有権者は、今さえ、自分さえよければいいと思っていると思われており、その特定の利益を実現することが最も喜ばれる仕事だと思われているのです。あるいは、現状を伝え、共に考えて乗り越えていきましょうといってもどうせ理解できないだろうと思われているのです。

だから、未来のための、厳しく、建設的な議論はいつまで経っても始まりません。もう、崖っぷちが見えているのに。

相変わらず、議会で議論ができないままに多数決で通っていってしまいましたが、私は市民に伝わるまで伝え続けようと思います。遠回りのようですが、市民に伝わることによって、議会のメンバーとの議論が可能になるのだと思っています。

2 comments

  1. お財布が心配、とてもわかりやすい記事です。議会で議論できない、は、与党多数に議会が縛られている全国共通の問題です。伝え続ける、覚悟に共感します。めげずに頑張って下さい。

  2. 酒井 あきこ より:

    木村さん、ありがとうございます。
    どうしたら伝わるのだろう、と試行錯誤しています。
    ざっくり表現すると、厳密な正確性が保てなくなり、そこを細かく説明しようとすると読む気がなくなる・・・という。。

    このページまでたどり着く方は、ある程度知識、関心がある方が多いようですから、伝える手段を複数持つことと、表現の深さもそれぞれのメディアに合わせて変えていく必要があるだろうなと思っています。

    お互い頑張りましょう〜

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