重大議案に臨む前に確認すること

先ほど、臨時会当日の質疑内容について書きましたが、当日まで何もせずに気楽に過ごしていたわけではありません。

議案を睨みながら、これまでの経緯を拾ったり、いろいろと調べ物をしていましたので、盆休みも何もありません。

この大きな議案、議会の議論に任せられないことはわかりきっている。
なぜなら、臨時会は午前中で終わる(つまり、すんなり通る)と思っている人もいたほどですから。

公園事業の中身がわかる資料がないので、事前に公園事業の認可についての公文書を開示請求して、それを確認しました。

その資料によって、なぜ公園整備に15億円もかかるのか一応の内訳は見ることができました。妥当性はもう少し詰めていかなければわかりません。

また、開示文書にあった地図上の地番と今回の臨時会で提案される財産取得議案の地番を突き合わせてみると抜けている土地が絶対に外せない場所に点々とあることがわかります。

更に合意いただけない理由を推測するための資料を集めましたら、亀岡市のまちづくりのためだから、という説得は通用しないであろう不同意者もいらっしゃる可能性も浮上しました。

3月定例会では、合意いただけていない2名の地権者は事業への反対ではないと答弁されていました。しかし、今回はそれ以外の地権者すべてと契約しようとしているわけでもありません。

3月定例会では、価格は一律でいきたい、とも答弁していましたが、今回の平米11,100円という価格が不服なのであれば交渉の余地がないはずです。
・・・

あとから、残った部分だけ高く買う・・?
なんて間抜けなことはないと思いますが、一括で買わないとトラブルになるのではないか。

あるいは、事業への反対でも価格への不満でもなく、とにかく売りたくない、ということなのか。
不同意の理由も説明したくない、という3月の答弁だったので、目隠し&手探りで何をどう審査すればいいのか、困ったものです。

なぜ一括で買える状況になるまで待てないのか、理由がわかりません。

そもそも、公園をつくるために土地を買うんでしょう?
その公園整備にいくらかかるのか、費用対効果(費用便益比率=B/C)も説明せずになぜ土地を買えると思っているのか。

公園そのものはどうでもよくて、スタジアム用地を国の補助使って買うためだけの公園事業だから、費用対効果なんか関係ないと思っているのか。

じゃ、もし府の事業であるスタジアムが見直しということになれば、公園もつくらないのか、と聞けば、それでもつくる、という。(3月予算特別委員会での答弁によると)

それでもつくる、ということは、そのとき公園はどう使っていくのか、というと、スタジアムが来ないということはあり得ない、という。

禅問答のよう。

こんなの、自分であれこれ調べるまでもなく、まともな提案の仕方ではないのでダメ!と片づけられたらいいのですが、これまでの議会を見ていると、こんな議案でも「おおむね理解した、賛成。課題の部分については問題のないように事業を進められたい」(なんだそりゃ!)とかで通って行ってしまうからコワい。

指摘しても結果は変えられないかもしれないけれど、問題点をできるかぎり明らかにしておかなくてはいけない。

費用対効果については担当課に問い合わせてみたところ、一応は出しているようです。

*費用便益比率について、公園のような公共施設では「利益」が出なくて赤字になるのは当たり前ではないのか、という質問がありました。便益は、どの程度お金が儲かるかということではありません。無料で利用できる公園を税金を使って運営するので当然赤字ですが、税金をつぎ込んでやっても市民が喜ぶものをつくってどんどん使ってくれるのであれば値打ちがあるというものです。その市民が享受する値打ちを便益(Benefit)といい、一定の計算式で算出することができます。

便益(benefit)÷費用(cost)が1以下ではムダな公共事業ということになり、そこに貴重な税金を投入するのは妥当ではない、と判断されます。(B/C)

詳しくは、国交省の

改訂第3版
大規模公園費用対効果分析手法マニュアル

をご覧下さい。

平成25年10月に改訂され、今後の少子高齢化時代を控えて、人口動態に対応するため、検討対象最終年度における単年度便益を算出するなどの内容が盛り込まれるようになりました。

この費用便益比率、一応は担当課で算出している、ということでした。

では、一体、どのタイミングでそれをまとめたのか。そして、だれがその内容を見ているのか?(少なくとも議会は、公園15億、という数字しか知らない)

とお聞きしましたら、なんと。「補助金申請に必要なので」補助金申請時につくったのだそうで。時期は、今年の1月、2月あたり。(じゃ、予算審査のときには公園の整備費用は一応積算できていたけど、説明しなかったということですね)

企画の段階で考えることなのに、何も考えてないのね。
補助金申請に必要ということがなければ考えてみようという発想もなかったかもしれません。で、企画段階に考えていなかったことを、あとから「補助金がおりるように」作文するのか。

それでも、そういう資料がなければ金を出してもらえない相手には出すのです。
説明しなくても気前よく何でも認めてくれる相手には説明もしないし資料も出しません。たとえば亀岡市議会みたいに。

こんな公園費用対効果分析など意味がない、という方もいらっしゃいますが、補助金申請のときにそれが言えるかというと、言えないはずです。

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