キャッチボール?ドッジボール?

この週末は、

市民と議員の条例づくり交流会議2014(第14回)
行財政縮小時代と市民自治体
議会で未来をつくれるか!?
議会改革の現段階 「討論の広場」 議会報告会 総合計画 公共施設等総合管理計画

に参加してきました。

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法政大学58年館の壁

充実した二日間でした。
他の場所では、登壇者として登場してお話されるような超有名人の皆様も、参加者として一緒に平場にいらっしゃったり、スタッフとして忙しく立ち働いていたりする超豪華勉強会・・・

素晴らしいご活躍をされている方々が、こうした場での学びを続けていらっしゃるので、わたしなどは更にもっと研鑽を積まねば・・・

2日目の午後はグループセッション。

私が参加したのはテーマA「どうする!?議員間討議」でした。

なかなか実践が難しい議会での議員間討議。
どうして議論するのが仕事なのに、今更、議員間討議ができないのはなぜか、どうしていったらいいか、という壁にぶつかるのか。

市民感覚からすると、奇異に感じることでしょうが、「議員が討議に慣れていない」「さばききれないという不安があって運用まで踏み込めない」のような実情はどこも共通のようで。

対立のないテーマから入っていって練習していくのがよいのではないか、というお話も出ていました。

ファシリテーショングラフィック

ファシリテーショングラフィック

グループワークで
「質疑や討論と議員間討議は何がちがうのか」
なども話し合いました。

質疑・討論は一方通行ですが、討議は双方向です。

キャッチボールを繰り返して、よりよい結論を創造していくことができるはずだと思いますし、そうしていきたい。

もし、合意形成に至らないとしても、きちんと討議した結果の多数決であればなぜそのような結論に至ったか納得感は増すはずで、そうでなければ市民にもプロセスを説明できません。

キャッチボールしたいんだけど、討議の時間として一応区切っても、それぞれが意見を言いっぱなしで、委員会室や全員協議会室のテーブルのまんなかに広く空いた空間に向かって独り言を言い合っているような虚しさをいつも感じる。雪合戦のよう。というようなことを話していたら、廣瀬克哉先生が、

「キャッチボールしたい人がいて球を投げても、ドッジボールだと思っている人は球をよける。3回よけきったら、コートに残っている人数数えて多い方が勝ち、なんてことになってしまっている」と。。

ギャラリーはキャッチボールを見たいのか。ギャラリー(=市民)という第3項を持ってくることによって、変わっていく。
とのことで。

これまでの経験からいうと、関心のある議会質問や、議案審査の傍聴に来てくれた市民はドッジボールに終始した試合にはがっかりしていました。対立がある案件はどうしてもドッジボールになりがち。だけど、ギャラリーの気持ちなんかおかまいなし。対立のある案件では勝たなければいけないというか、勝てばいいということになる。

そう意味でも、議会基本条例に「議会は市の最高意思決定機関」なんて書いてしまってあるのが私は残念です。その前に議事機関です。キャッチボールには勝ち負けはない。

対立があるのは悪いことではないし、それで議論して結論の質を高めていくことで市民の福祉向上に寄与するのが議会の仕事ではないかと思います。

今は対立のないテーマで討議の練習をするのもいいかもしれませんが、本当にそれが対立のある案件での討議の実践に通じていくのか私にはわかりません。
対立のあるテーマについて討議を通じて、最初に各々が想定していた結論が変わっていくのが健全だと思いますが、本当にそうなるのか・・・

例えば、亀岡市議会の3月の予算特別委員会では採決前に討議をしています。
執行部への質疑があり、退室いただいてから休憩を挟んで議員間討議。17ページあたりから。

私はこの予算特別委員会では、一般会計予算が否決されるものと思っていました。そうではなかった。呆然、愕然としてしばらく立ち直れなかった。なぜ賛成できるのか全くわかりません。未だにわからない。

廣瀬先生は、議会はダイナミックなものだ、とおっしゃいました。多くの行政職員に支えられて市長が結論した提案を整然と説明するのは素晴らしいかもしれないがスタティックなもの。議会という合議体のもっているダイナミズムをどう引き出していけるのだろう・・・

 

One comment

  1. アユモドキ より:

    私は、キャッチボールでもなく、ドッジボールでもないと思います。それは自らが最初にボールを投げる議員が極めて少ないという意味で・・・バスケットボールかな・・・与えられたボールを人に渡しながら決められたカゴに入れる。
    本当は、研修に参加されない議員にこそ、議会の存在意義、議員の役割について問い直してほしいものですね。

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