夢幻を突き進む・・・

亀岡市の総合計画は「夢ビジョン」と名付けられていますが、ビジョンとはどうやら展望という意味ではなく、幻を意味しているようです。現実から目を背け突き進む、ゆめまぼろし計画。もちろん市民にも現実を見せません。

ひとつ前の投稿で、6月定例会での私の一般質問の内容をご紹介しました。

今回はスタジアムについて直接に質問したわけではありません。
なぜなら、これまで同様に様々な課題への対応策を聞いたところで、ちゃんとやる、いまやっています、大丈夫なようにやる、職員一丸となって必ず成功させる、具体的にはこれからです、と中身のない答弁しか返ってこないことがわかり切っているからです。なにをどのように考えて、どうしていくつもりなのか。そういうことは、庁内横断的に編成したプロジェクト・チーム会議できちんと話し合っている、とも言われますが、何を話し合っているのかはわかりません。

スクリーンショット 2014-06-18 16.58.24その経緯は議会にも説明されません。3月に大きな予算が出てくるのにこれがわからないのでは審査ができない。最初から賛成するつもりの皆さんはこの内容が出てきていないことなど気にも留めません。仕方がないので、審査に間に合うように個人的に開示請求しましたが、プロジェクト・チーム会議の会議録はすべて黒塗りでした。

・・・これまでの論法から行くと、公開すれば市民を不安と混乱に陥れるような内容が書かれているものと推察します。公開すると騒ぎが起きるようなことは表に出さないというのが亀岡市の基本方針です。

市が「情報はできる限り公開していく」と繰り返す「できる限り」というのは、出しても物議をかもすおそれのない限り、ということです。中期財政見通しも「数字が一人歩き」して騒ぎになったので出すのをやめたと言いましたね。すごい考え方ですし、堂々とそんなことを言ってしまう感覚は信じられない。

土地開発公社にまつわる犯罪行為も把握した段階ですぐに市民に説明すべきところを、物議をかもす情報ですから、虚偽公文書をつくってまで秘密裏に処理してしまった。

トップに問題意識が欠如している以上は考えを改めさせるというのはムリかもしれません。しかし、わかる人がこの6月定例会一般質問のやりとりを聞けばこのままでは大変なことになる、と危機感をもつでしょう。

この質問によって、市が

どこのまちでも普通にやっているような施策を頑張ってやっていけば、全国的に少子高齢化人口減少のトレンドであっても亀岡市だけは定住人口が92000人から10万人に増えると夢見ていることがわかりました。

現在の人口増減は、毎年-5%。それを毎年+18%へ転じようというときに、ターゲティングもされていない。今までと同じことをいろいろと頑張っていく?それでいいと思っているのか?・・・思っているようです。

あまり追及すると、行政は人口が減るなんて計画は立てられないんです!!と怒りだす始末。(そんなことはありません。いずれにせよ対策を持っておくことは必要)そして、推計通りに人口が減少した時のことは考えていない。

何かに似てますね。

ハコモノ誘致でまちの活性化なんて、今まで散々失敗してきてそのツケで大変な目にあっているからイマドキもう誰もそんなことでうまくいくとは思わない。他のまちは地域の宝とそこに住む人の力を活かして地道にまちづくりをやっていこうと方向転換しています。なのに亀岡市だけはバブル期と同じことをやって活性化する、と一発逆転を夢見ている。

根拠を聞くと、対案を出せ!とキレる。

あまりにも課題が多すぎるスタジアム計画。京都府は事前審査も済んでおらず、もしかしたら事業化されないかもしれない。だけど、スタジアムのための公園は整備する。

スタジアムが事業化されなかったら?と聞くと、スタジアムが来ないことはありえない、などと言う。つまり、もしものときのことは考えない。

目隠ししたままアクセル全開です。

亀岡市が全般にわたってまともな政策研究もできないままに迷走している上に、都合の悪い情報は全て隠す、という体質であることがよくわかります。

 

2 comments

  1. アユモドキ より:

    一番の悪の根源は京都府でしょう。京都市が財政状況や諸施策の優先度、候補地等を勘案してスタジアムを断念したところに、いいところをみせようとしゃしゃり出てきたのが京都府でしょう。2002WC落選で一旦寝ていた子を起こしてしまいました。そこに白羽の矢がたったのが亀岡市。京都市を除き、北・中・南を見渡せば、南部は学研や太陽が丘、中部は丹波自然運動公園、北部は遠く、位置的には無難なところでしょう。しかし、Jリーグ開催スタジアム41箇所の所在地を調べると、平均人口945千人(亀岡市92千人、平均の1割以下、38位)、平均財力指数0.84(亀岡市0.58、平均の7割以下、42位)、平均予算規模7946億円(亀岡市593億円、平均の7.5%、38位)という状況です。スタジアムにふさわしい所在地としての力量は全くありません。亀岡市はその特色を活かした身の丈にあったまちづくりの道が必ずできるはずです。一つは歴史文化、二つは自然、三つは地元の優秀な人材を活かせば必ず京都府で一番元気な町となることでしょう。おっしゃるとおり、府に従うだけの市政運営しかできないようでは、夢のビジョンは、まさしく妄想でしかありませんね。

  2. 酒井 あきこ より:

    妄想のみに基づく中身のない計画に亀岡市の命運を委ねるわけにはいかないと強く思います。

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