奇妙な計画改定プロセス

亀岡市は新たに都市基幹公園をつくろうという発想などありませんでしたが、用地の無償提供を条件とした京都府スタジアムの誘致が決まったので、公園という体裁にして有利な補助をうけることにしました。都市公園にすれば用地取得費の1/3の国費補助が受けられる(かもしれない)ので。

その時の都合で適当に公園を造ることにしていいのか?

違法ではありませんが、まちづくり的にはダメですね。

勝手気ままに公園をつくるのではなく、「緑の基本計画」で公園についての計画を定めて、それに沿ってやるのが普通です。

しかし、これまでの緑の基本計画には駅北にスタジアムのための公園をつくる、などということは書かれていません。当然です。スタジアム誘致についてさえ、府の方針が明らかになるまでは動かないつもりだった亀岡市ですから。

それがスタジアム誘致が決まってから、そのための公園をつくるためにおもむろに動き始めることになりました。

京都・亀岡保津川公園の素案、パブコメ、原案作成、公聴会、などを進めながら、このスタジアム公園を緑の基本計画に書き込むための手続きも後追いさせていたのです。

そして、パブコメではスタジアムありきの公園への疑問や批判が寄せられていたにも関わらず、それは無視して、市の都合に合わせた原案どおりに緑の基本計画は改定されました

すると、

「資料が印刷できなくて困りました」、というコメントをいただきました。

市のホームページには次のように書かれています。
資料はあくまでも参考としてご覧いただくものであり、計画として決定したものではありません。
印刷や内容のコピーはできないようになっていますので、ご了承ください。

なので、改定までのプロセスは「見るだけ」
印刷や内容をコピーすることを許せば、何かに「悪用」されると思ったのでしょうかね。
パソコンの画面で「見る」以外のことをされるとしたら何でしょう。で、それが市にとってどんな不都合があると?
オープンデータをこれから検討していくといいつつ、すごいことやってますね。

まだ決定したものではないので、印刷させませんという取り扱いは、他の計画では見かけたことがありません。
この点からみても、この緑の基本計画はちょっと異常なんじゃないでしょうか。

https://www.city.kameoka.kyoto.jp/toshikeikaku/sangyo/toshi/kekaku/midorinokihonkeikaku.html

5 comments

  1. k より:

    今は印刷できるようになってるようですが。
    出来なければ、スクリーンショットを繋ぎ合わせれば何とかなります。

    もしくは下記のような一括スクリーンショットを取るものを使えば、意外と簡単に出来ると思います。

    https://chrome.google.com/webstore/detail/webpage-screenshot/ckibcdccnfeookdmbahgiakhnjcddpki?hl=ja

    https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/078/78625/

  2. 酒井あきこ より:

    Kさん、ありがとうございます。
    手間をかけてやっていただいたようで・・・お疲れさまでした。
    もう決まったことなので、印刷でも何でもしてくれていいよ、ということなのでしょう。
    決定前の段階で意見を述べるために真面目に資料を検討しようとする市民に一手間かけさせるための処理だったとしか思えませんね。

  3. k より:

    とりあえずPDFを1つダウンロードしてプロパティを見てみただけで、まだ特に何もしてないです。

    スタジアム、今はどういう状態なんでしょうか?
    建設予定地に決定?
    建設地が決定?
    建設が決定?
    またそれとも違うのでしょうか?

  4. k より:

    スタジアムのお陰で、桂川嵐山地区河川整備の方も急進しているような気がします。

    http://www.yodogawa.kkr.mlit.go.jp/activity/comit/arashiyama-workshop/

    地元の合意がまだあまり無いまま、半ば強引に計画進行させたいような動きに見えます。

    一番いいのは、山田知事が【やっぱり建設は白紙に】というのが一番なのかと。

  5. 酒井あきこ より:

    Kさん、亀岡駅北にスタジアムを建設する計画は京都府では「構想計画段階」です。
    ・亀岡は事業予定地として正式に選定。現時点は、事前評価を受けるうえで必要な諸データを調査、収集整理しているところ。(→事前評価前という点で構想計画段階と考えている。)
    ・第三者委員会で不適切という意見が仮に出れば、その部分について見直しを検討する
    との京都府の考え方です。
    しかし、亀岡市としては、スタジアムが建設されるという前提であの場所を買い取って公園にするという予算はすでに可決されました。
    見直しによりあの場所には建設されないことになったら公園はどうするのか。
    それは考えていないそうです。買取金額も言えない。
    よくそんなことがまかり通るものです。通したのは亀岡市議会ですが。
    少数の議員がいくら理屈を言っても結論を変えることはできませんでした。
    首長や議会を構成するひとりひとりを市民が選択したことの意味を考えさせられます。

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