ぜったいぜったい告発しない

時効に係っていない違法行為があるので告発義務を果たすように提言した亀岡市議会の調査特別委員会報告書に対して疑義があるとの市長所見は前回ご紹介の通りでした。
その要点は次の3つ
1. 公文書かどうかわからないので違法行為があったと断定できない
2. 告発すると市民に新たな不安と混乱を与える
3. 告発はしない

番外:違法行為があったと断定できないものを告発しないからといってコンプライアンスが欠如していると非難されるいわれはない

そのうち2点は本日の吉田千尋議員の一般質問に対する答弁において、あっさり撤回されました。あとで専門家に聞いてみたらやはり違法行為だったということがわかったようです。(そんな簡単にわかることなら、議会が手間ひまかけて出した報告書に疑義を呈す前に最初から専門家に聞けばよかったのに)
その結果、次の通りに整理されました。
1. やっぱり虚偽公文書作成という時効にかかっていない違法行為があった
2. 犯罪行為があっても告発するかどうかは内容による
3. 告発はしない

番外:内容によって告発しなくてもコンプライアンスの推進は可能

内容によるということですが、今回はどんな内容だから告発しないのかという理由も述べられていました。
実害は(735円しか)なく、すでに事態は収束しており、私利のためにやったことではないから、ということです。
住宅公社の存続のために一生懸命やってきてやむにやまれず行ったことであるから告発できない。
公社の経営について一緒に苦しんできた者については私の性格上告発できない。

なるほど。では、自分自身は告発されるべきだと?それとも実害はないから告発されるいわれはないって?

要は、その理由付けはその都度節操なく変わりつつも、結論は首尾一貫して、

ぜったいぜったい告発しない!

と言っているわけです。
虚偽公文書の保護法益は公文書に対する社会的信頼であるので、それが損なわれたということなのだから実害は生じているのだ、亀岡市に限らず公務所で作成された文書が本当かウソか分からなくなるというのは大変なことであり、虚偽公文書作成は最長懲役10年の非常に重い罪なのだと懇切丁寧に吉田議員が説明していましたが、理解していただけたのかどうかはわかりません。

やむにやまれず行ったことであれば亀岡市は公文書を偽造していいのか
と吉田議員が問えば、そういうことを言っているのではない、と。
どう解釈しても、そう言っているようにしか聞こえませんでしたが・・・

吉田議員:ではどういうことなのか、やむにやまれず行った虚偽公文書作成であれば市長は全く告発しないということか
栗山市長:内容による
吉田議員:長年共に苦しんできた仲間だから告発できない等と市長が本会議の場で述べるとは・・・これでコンプライアンスが守られるのか。
一般論として聞くが、組織の長、社長が法律を守らないのに、従業員に守れと言っても守るのか。コンプライアンス推進本部長、副本部長である両副市長に問う
本部長湯浅副市長:コンプライアンスとは法令遵守だけではなく職員の常識力等を含めトータルな問題であると考えている。(だから?法令遵守以外でがんばれと?)
副本部長勝見副市長:この話の流れから一般論について答弁するのは適切ではない。(今回はトクベツな話、ってこと?)
栗山市長:内容による。法律違反があるが、内容による。これをもって全て職員に法令遵守をせよということにならないと思う。(えっ!?聞き違い?言い間違い?)
吉田議員:一生懸命やったことなら法律守らなくてもいいという答弁を市長が本会議場でするようでは亀岡市のコンプライアンスは守られない。
栗山市長:法令遵守は今後も厳しく指導していきたいと思う。先ほどから申し上げた通り、中身による。法律に抵触している部分があると思うが、この事例の中身を考えてほしい。
当時は、なんとか経営を存続していかないと、多くの関係者のみなさんに大変な影響を及ぼすということを考えた結果やった行為。
こういうことをやむにやまれずやったこと。これでもって告発をしないということをもって、職員に法令遵守をせよといえないということにはならないと思う。(なると思います)

これ以上は話が続きませんでした。

私は元常任常務理事に何らかの罰を受けさせるために告発すべきだと考えているわけではありません。いかなる事情があっても違法行為は認めないという市の姿勢として、告発すべきということです。

私利私欲のためではないとか、事態が収束しているなどの事情については市長ではなく司法が判断することです。その結果、罰を受けるまでに至らない可能性はあるでしょう。

それでいいではありませんか。他にまだ何かありますか?

2 comments

  1. kameoka.k より:

    新聞記事を見て私も呆れてしまいました。

    告発は法に則って経緯を明らかにすると云う意味で、一番公正な、公務員として当たり前の手段として自らすすんでされたら、一番よいのにと思います。
    市行政の襟を正す機会になるし、市民へも潔いアピールになると思うのですが・・・

    このままでは逆効果ですね。
    なんだか、市行政を私物化してる印象です。

    関係ないようですが、前に書かれていた児童館の使い道にしろ、
    市の財産として公正な開かれたものであってほしいです。

  2. 鵜の目鷹の目 より:

    最近考えることがあります。子供の学び舎へ、先生方の大きな通勤用の車が当然のように
    駐車されております。先生はどのようにお考えですか?
    世界的に化石燃料の枯渇が問題視され、また教育でも取りだたされていることはご存知だと思っております。それに子供達がのびのびとできる場所は、お家に帰ってもそう沢山ありません。のびのび出来るのは学校なんです。昔は交通量も少なくて、道路でボール遊びやかけっこと遊べるところがいたるところにありました。
    今では学校のグランドも狭く基準にみたないとも聞いております。
    そこで提案ですが、先生のマイカー通勤を取りやめ公共の乗り物、自転車、徒歩とはいかないものでしょうか。マンション、アパートに閉じこもりゲームに興じる子供たちがいても不思議ではないと考えております。御所見をお願いいたします。

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