亀岡には子どもの遊び場が少ない

亀岡市では、子どもの遊び場が不足しています。

夢ビジョンの策定時にも市民からの意見、中学生からの意見としてそのことが指摘されていましたが、現状の施策で充実が図られているものは子育て支援としての「親子の居場所」であり、学童期以降の子どもの居場所については対応が薄い。

しかし、こういったことを主張すると、自然豊かな亀岡の環境では、野山や川、田畑などいくらでも遊び場はあるという反論が出ます。子育てをしている者の実感としては、それはないだろ〜と思うのですが。

家の中で遊べばいい?そんなことでは間が持たないので習い事で予定を埋めるという子もあって(もちろん、目的を持って習い事をしている子もいますが)、○○ちゃんは、火曜日しかダメ、△△くんは木曜と土曜しか遊べない、というような状況であり、子どもたちはアポを取ってから遊びます。家の中でゲームばかり・・・になるのは、子どもたちがそれを好むからというより、魅力的な遊びが他にないからです。

中高生がファストフード店やコンビニしか行き場がなければそこにたまるのは必然です。

いずこも、行ってはいけない、入ってはいけない場所ばかり。昔は今のように道路をわがもの顔でスピードを出して走る車も少なかった。何もない場所を遊び場にできるのは、子どもが多かったからという事情もあってのことです。群れて遊べるほどに子どもがたくさんいるのであれば、待ち合わせもなく出かけていって学年を超えた遊びができますから。それとなく子どもたちを見守る地域の目もありましたし。

今や、ひと世代前とは社会情勢が変化し、地域の子育て力低下が顕著である中、子どもの遊び場は意識的に確保しなければならない状況です。ただし、物理的な場所の設定のみでは子どもの居場所として機能しませんので、程よく大人が手をかけて、子どもたちが集まれる場所にする必要があります。

野外、屋内、両方必要ですが、まず屋内の遊び場として思い浮かぶのが児童館の存在です。亀岡市児童館条例には設置の目的が次のように書かれています。

第1条 児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、情操をゆたかにして、もって心身ともに健やかな児童の育成を図るため、児童館を設置する。

しかし、その設置場所は曽我部町に1つ、西別院町に1つ、篠町に1つ、馬路町に1つ、なぜか保津町に2つ。児童館ごとに運営協議委員会があって各10名の委員がいます。

こちらの地図を見ると、その位置関係がわかります。

子どもの多い千代川、大井、亀岡地区にはゼロです。亀岡市の子どもたち全てが利用できるように校区に1つはあってほしい施設です。

児童館条例との整合性がどうなっているのか不明ですが、夢ビジョンではこれらの施設では、

市民の人権意識の高揚と人権を守り育むコミュニティ拠点施設としての活性化

を推進するのだそうです。それも結構ですが、子どもは?

 

屋外では篠町に市民が運営する冒険遊び場がありましたが無償ボランティアでは活動が限られてしまい、惜しまれながらも事業を縮小しました。3年ほどは府からの事業委託を受けて活発に活動していたこの遊び場は、亀岡市にも活動報告をこまめに出していましたが実際に現場に見に来てくれたことはなかったのだとか。残念なことです。

子どもが様々な体験をすることができる遊び場が市民との連携によって各地に開設されることを願っています。

中高生になると、またニーズも変わってきますがこちらについても十分に把握して、文化的・社会的な活動を通して交流できるように整えていかなくてはなりません。

まずは、学童期以上の子どもたちの居場所が不足している、という認識を持つことからスタートかな。

児童の権利に関する条約

第31条

1 締約国は、休息及び余暇についての児童の権利並びに児童がその年齢に適した遊び及びレクリエーションの活動を行い並びに文化的な生活及び芸術に自由に参加する権利を認める。

2 締約国は、児童が文化的及び芸術的な生活に十分に参加する権利を尊重しかつ促進するものとし、文化的及び芸術的な活動並びにレクリエーション及び余暇の活動のための適当かつ平等な機会の提供を奨励する。

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